無駄なセリフがあるようで、最後まで見終わると無駄がなかったような。登場人物それぞれの人物がセリフの量に関わらず、丁寧に描かれている。目立った展開は少ないのに、じわじわ話が進んでいく。最後の紀子(原節…
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「小津調」と呼ばれる独特のスタイル。ローポジションからのアングルは、小津の代名詞。
あえてイマジナリーラインを超えるのも特徴的。「映画に文法はない」
頻繁にイマジナリーラインを超えるし目線がカメラ…
肉親関係というのは誰もが否応なく巻き込まれてしまうもので、絶対に切れることがないと確信しているからこそ自然と他人行儀なものになっていくのかもしれない。
一方で、義理の関係というのは意識的に保たなくて…
息子娘らが家族をもってあくせくと働くなか、老夫婦の間にはゆっくりと時が流れているのがいい。あのゆったりした団扇の仰ぎかたもアイコニック。
特になにかが起こるわけでもないのだがなぜか見入ってしまう…
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初見。
名作として名前が上がる映画なんだとあらためて。良すぎてまだ咀嚼できていない。
よかった点をいくつか。
まず、説明セリフや過剰な演出がない。登場人物がいつも何かをしながら話していて、生活を切…
紀子トリロジーの最終作という視点で見ると色々と驚く。麦秋で親子兄妹だった3人(東山千栄子・笠智衆・原節子)の配役はもうマルチバース!戦死した夫・次男(省二)の名前の同一性。笠智衆(49才)の老け役も…
>>続きを読む今まで見たことがなかった。
心の傷を癒すということにセリフが出てきてたのを思い出した。
実母が健在で、二人の娘は結婚して、私は娘の立場でもあり、母の立場でもある。
良い娘ではないし、良い母でもない。…
小津安二郎作品初観賞。
近頃の若者は、といつの時代もみんな言ってしまうものだが、人間は変わるものだと優しい紀子が諭してくれる。
心美しい人間になりたい、と無責任に言うことはできない。
心情や言葉に説…
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