今まで台湾の地方を撮り続けてきた侯孝賢が21世紀の台北を舞台にした挑戦的作品。都市は散々エドワード・ヤンがやってきたにも関わらず侯孝賢はいかに都市の若者を描くのか興味が湧かないわけがない。
ワンカ…
スローモーションでスー・チーの背中を捉えたファーストカットが抜群。暗い通路をタバコをふかしながら軽快に進む彼女は、これからどこに向かおうと阻むものは何もない、無敵の存在のように見える。しかし、その後…
>>続きを読む明確なストーリー展開はなく記憶の断片や感情の揺らぎなど人生における一瞬の通過点を切り取った詩のように感じられる作品
全編にわたるスー・チーの語りは未来からのものでかつての自分自身を他人のように「彼女…
こてで塗られたセメントのように、引き延ばされた一つのざらついた塊として、本作における時間はとどまる。
過去を思い出す記憶における時間感覚に近い。もう前後を示す軸はとっくに過ぎ去っていて、行き場所を失…
初侯孝賢作品。モラハラ彼氏にイライラ。だけど長回し、色彩と照明、フォーカスなど眼を見張る演出がたくさんあって、ずっと見てられる。全体を見せない映像の切り取り方もいい。そして主演女優がとにかく輝いてい…
>>続きを読む・ハオがダメ男すぎて感情移入できない
・酒タバコクラブ夜遊び。自暴自棄で希望がなく刹那的な雰囲気
・70〜00初期はどの国の映画も色合い、インテリア、着こなしがお洒落で大好き
・この時代の映画はみん…
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