三人称の彼女
「これは10年前の出来事」とあるように、未来のヴィッキーが過去の自分に寄り添う形で物語が進行してゆきます。
10代の刹那や虚無感は痛いほど伝わったが、今の私にはあまり響かなかった。た…
初鑑賞
新世紀を迎えたばかりの2001年の台北。
恋人のハオと一緒に暮らしているヴィッキーは、仕事もせずに毎夜、酒とゲーム、クラブ通いと荒れた生活を続けるハオにうんざりしていた。
仕方なく始め…
ファーストショットのアンダーグラウンドさにて、侯孝賢の世界が構成される。そこにある光が、暗闇の道を照らし、タバコの煙が女の記憶を際立たせる。彼岸に立つ記憶のように。階段を降りつつ、映像には快活なゲー…
>>続きを読む冬冬の夏休みや悲情城市などで知られるホウシャオシェンの作品。新世紀を迎えたばかりの台北で暮らす女の話。
素晴らしい撮影とアジア圏の映画特有の退廃的な美しさに溢れていたものの、肝心のストーリーはイマ…
映し出されている場所へ出てきたり、映し出されている場所から逃げ出したりする行為が、部屋という規模から国という規模まで、また、心理的な居場所でも見られた。
抽象的な映像に加え、ミニマムな音楽または喘ぎ…
台北のナイトライフの世界に蠢く若者たちの閉塞感を、主に夜間の室内シーンを中心に日々無為に更新されていく彼らの日常を描く。
それはまるで同時代に活躍していたウォン・カーウァイにおける香港のようでもあり…
ネオンに包まれた台北の夜の中で、行き場のない若者の時間がゆっくりと流れていく。物語はほとんど動かないが、その停滞こそがこの映画の核になっている。
侯孝賢の演出は極めてミニマルで、繰り返される日常や感…
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