クレール・ドゥニといえば、『ネネットとボニ』を見たとき、けっこう眠かった。この『美しき仕事』も、やっぱり眠い。しかし、多くのショットがとんでもなくきまっている。そのしびれる画を目にするたびに覚醒して…
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1999年、フランス、ドラマ、
仏外国人部隊長の元上級曹長だったガルーは、マルセイユの自宅で回想録を書いている。
アフリカ、ジブチ駐留地、上司の少佐フォレスティエに深い敬愛を持つガルー上級曹長。そ…
飛ぶ・跳ねる・泳ぐ・潜る・よじ登る・捻る・ぶつけ合うそして踊る。肉体は柔軟であり自然は雄大で美しくあるのに、心だけが醜い動きをして際立っていた。フランス外人部隊についてAIに尋ねたが、その背景が語ら…
>>続きを読む身体と大地の詩
遠目で眺めるとこの作品では何も起こっていない。肉体の動きはいつしか踊りとなるが、大地に落ちる汗は染みさえ残さない。肉体と風景は研ぎ澄まされてそのものが主題となることで、不毛な寓話と…
© LA SEPT ARTE – TANAIS COM – SM FILMS – 1998