モノクロの長回しが特徴で、余白の多い難解な映画だった。
街にクジラを乗せてやってきたサーカスのプリンスの扇動によって暴動が起きる。
音楽家のエステルはピタゴラスのころの自然的な旋律を幸福と言い、ヴェ…
まるで美術的な映像の繋がりが、とても素晴らしかった。
一つのシーンとっても、映画的であり、美術的であった。
歩くシーンの素晴らしさは目を見張るものがある。
ただ、ストーリーは、かなり情報不足におち…
タル・ベーラの画力はとてつもない熱量だ。
ストーリーなどあってないような、映像美のみで映画に説得力をもたすスタイル。それでもこのモノクロのおかげか、ストーリー自体にも神聖な何やら得体の知れない不可…
・静かな映画。ヴェルクマイスターの提唱したハーモニーが、変ホ長調で均衡を崩すように。やわらかい怒りと破壊が街を包む。
・歩きやトラックが横切るシーン、群衆による破壊など、脳裏に焼きつくものが多い一…
【ニルヴァーナの境地に行くには?】
再視聴。
やはりタルベーラは僕の人生には欠かせない程の存在。ここまでかっこよくて、全能的で、挑発的な映像を撮れるのは彼だけだと思うし、彼のような映像を作れるよう…
© Göess Film, Von Vietinghoff Filmproduktion, 13 Production