◎ カテリーナ・ゴルベワの物静かなだが、目を見離せない存在感が圧倒的だった。
何か劇的なことが起きるわけではないが、原題のように目を見離すことができない稀有な群像劇。
ドゥニ監督がヴェンダーズ監督の…
白人の中の黒人、黒人の中の白人、ヘテロの中のホモ、若者の中の年寄り、そしてパリを徘徊するルーマニア人。この異物感というか、いどころのなさに「ショコラ」よりも強烈なドゥニの作家性を感じる映画でした。
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オールタイムベストの一つ。
実際に起きた事件をベースに作られている。ただ事件の真相を追うのではなく、その周りの人達を描くというクレール ドゥニの着眼点が素晴らしい。
私が映画に求めるものがすべて詰ま…
ゲイの黒人の優しい青年がダンスするシーン。よかった。
青年が仕事終えてお金をと言うと依頼主が「明日お金を払うわ」と言う。「もう一度建てたものを元に戻すよ」と言い返すシーン。
フランスではパリでは強く…
大きな登場人物は3組で、
幼い息子と暮らす夫婦。夫はアフリカ系移民テオ。
リトアニアから女優になるために、伯母を頼ってパリへ来た移民女性ダイガ。
テオの弟のカミーユはゲイコミュニティで働くダンサー。…
主人公のタイガも、ゲイダンサーのカミラも若い男女は皆容姿端麗で、ホテルに引き入れてくれたニノンなどのおばあちゃんたちは貫禄があってかっこいい。タイガはPola Xの女優さんですもね...可愛い。
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このレビューはネタバレを含みます
【記録】
美しい映画。
ヴィム・ヴェンダースが地球最後の日に見るべきというのも納得。静かに、生活とともにある愛を見つめる作品だった。
併映と合わせて、モナという女性が出てきて、ワインをボトル…