パリの18区で起きる老女連続殺人。
そこに関わる人々の群像劇。
パリが舞台ではあるが、無機質な空間を感じる。
そこに異国人が絡むという展開。
つながりが希薄な中で、そこに共通するのは孤独というキ…
VHS(と輸入盤dvd)で何度目かの再見。つながりそうでいて、ただ一瞬すれ違うだけの、その刹那。暴力と隣り合わせの優しさ。洗練と退廃。・・・謎めいて、存在が気になるけれども、かといって知り合ったり、…
>>続きを読むクレール・ドニは少し好きかもしれない。
少しだけ物足りない感じも否めないが、鑑賞後の多幸感は他にはない感覚だ。
ショコラと比べると、舞台が都会に移っていたこともあって人間関係や題材が少し複雑になっ…
孤独な彼らの夜がほんの微か重なり合う
ほんの一瞬間のうち
もうふれることもできないほどはなれて了って
2024/12/24 2
神が見下ろす地上で
美しく踊る悪魔
悪魔から彼女へ授けられるただ…
◎ カテリーナ・ゴルベワの物静かなだが、目を見離せない存在感が圧倒的だった。
何か劇的なことが起きるわけではないが、原題のように目を見離すことができない稀有な群像劇。
ドゥニ監督がヴェンダーズ監督の…
白人の中の黒人、黒人の中の白人、ヘテロの中のホモ、若者の中の年寄り、そしてパリを徘徊するルーマニア人。この異物感というか、いどころのなさに「ショコラ」よりも強烈なドゥニの作家性を感じる映画でした。
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