イタリア映画祭にて。
映画祭ならではの映画って印象。
第二次大戦下で運命的出会いをした女性二人の物語。
イタリアの著名な小説が原作らしい。
ストーリー云々よりも二人の関係や心情の動き変遷を見守るよ…
私の夢だった…
まず美しいトリノの街を映画館で見れるだけで好きになるに決まってる。ひとりの女として心が揺れ動く中で恋心や憧れや嫉妬がないまぜになりつつも人に惹かれる気持ちが何よりも先にあることが何よ…
原作が好きだったので期待値高めで見に行きましたがめちゃくちゃ好きでした。とても雄弁な視線が美しい。彼女達が本当に誰を求めているのか、その心の中は彼女達よりも観客側の私達の方がとてもよく分かっているの…
>>続きを読むこんなん一番好きな奴です、みたいな作品でした。
戦争が迫る不安定な時代背景だからこそ、一層イタリアの景色が儚く美しく見える。
主人公のジーニアは一体何歳なんだろうと思ったけど、16歳らしい…!
…
アメーリアが水から上がってくる美しさが印象に残る。
自分よりも少し背の高くて解放的なアメーリアに出会ったジーニア。
衣装などを用いた彼女の内面の表現、戸惑いながらも自分を解放していく過程が素晴らしか…
色彩がよかったなぁ
落ち葉に埋もれるシーンとか、かの有名なオフィーリアの絵みたいなシーンとか、湖畔とか、森の中とか
絵のモデルとして生きる美しい人に惹かれ、アートで自由奔放な世界に導かれ迷い込んじ…
ジーニアのアメーリアへの感情は、現代の私たちからはLGBTの範疇だと感じるが、本人としては、そんな明確なカテゴリーは意識に(知識すら)なくて、自分でも突然の強烈な執着心の発生に振り回されてる感じは伝…
>>続きを読む冒頭、職場に向かうイーレ・ヴィアネッロを細かくつないで映す。ディーヴァ・カッセルは白い服で始まり終わるが、それ以外は赤(燕脂)を基調とする。ネイルも燕脂。2人を右隅に映すシネスコのロングショット。逞…
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