不条理な運命に翻弄された80年。それでも彼は幸せだった…
1900年頃のオーストリア・アルプス。
渓谷に住む遠い親戚の農場へとやって来た身寄りのない少年アンドレアス・エッガー
の心の支えは高齢女性ア…
タイトル通りで、それ以上でもそれ以下でもない。ある男が生きた記録だが、「死」について考えさせられた。死ぬことは生きること。
原作はオーストリアの作家、ローベルト・ゼーターラーの小説で、世界40カ国…
アルプスに生きるアンドレアスは、幼少期に養父から虐待を受けながらも、辛抱強く耐え抜き、逞しく成長しやがて最愛の女性と出会い…。
寡黙で朴訥な彼の人生を淡々と描いているだけなのに、ただひたすら美しくて…
アンドレアス・エッガーの80年に及ぶ人生。シベリア抑留を除けばエッガーはずっとオーストリア・アルプスで生き、喜びや悲しみの背景にはいつも山々があった。
老いたエッガーがバスに乗り、過去がフラッシュ…