【パトリシア・マズィの圏論、関手編】
第6回映画批評週間にてパトリシア・マズィ特集が組まれた。彼女の作品はイマイチピンと来ていなかったのだが、この入門的作品『ボルドーに囚われた女』を踏まえるとパトリ…
致し方なく恩を仇で返すお話。ユペール様はブルジョワで、判事とかに顔も効きそうだから、相談とかできないのかと思うけれど、貧困の最中にいる者にはその発想も浮かばないだろう。
冒頭がクライマックスに再度登…
収監されている夫に面会するために刑務所を訪れた、年齢も立場も異なる二人の女性の奇妙な友情関係を描いた、パトリシア・マズィ監督のドラマ映画。
先ほど鑑賞したシャンタル・アケルマン監督の『囚われの女』…
ユペさん全然変わらなくてびっくりした。これで70過ぎなのが信じられん。流石女優。
果たしてこの恩は、純粋なものなのか、はたまた夫の不倫と逮捕で傷ついたプライドの埋め合わせとしてのものでしかないのか…
裕福な白人女性とアラブ系の貧しい女性、そして強盗に入るのは暴力的な黒人男性。定番の社会的格差を主軸にして、ありふれたキャラクターに固定化された人種像を機械的に当てはめ、自らの表現として利用するインテ…
>>続きを読む【第77回カンヌ映画祭 監督週間出品】
『サターン・ボウリング』の公開が迫るパトリシア・マズィ監督作品。カンヌ映画祭監督週間に出品された。主演はイザベル・ユペールとアフシア・エルジ。
ともに夫が刑…
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