京都編を捨てることで、東京編を輝かせた作品。
冒頭20分くらいの京都編は、正直かなり省エネである。
いかにも映画村のような小規模なセットで、大してエキストラも登場しないし、カットも退屈である。
そ…
私はあんまりでした、、、
キタニさん主題歌だし、おもしろそうだし見てみよっかってなったんだけど、難しくてはまらなかったなぁ。
そもそも言葉が詩的で直接的じゃないからややこしいのもあるし、1番思ったの…
小林は泰子より中原を思っていたように感じた。
それが恋心なのか、友情なのか、同じ文豪としての嫉妬なのか、尊敬なのか、分からないが。実際の話を詳しく知らないが、少なくともこの映画ではそう感じた。泰子の…
大正ロマンの上質な映像美を堪能できる作品。
背伸びして粋がる中原中也(木戸大聖)、感性が鋭すぎる故に流され感情的に相手にぶつかる長谷川泰子(広瀬すず)、ダンディを気取りながら根底では何よりも才能を愛…
トーホー渋谷
大正時代に実際に生きていた詩人と文芸評論家、女優の話。
今までの広瀬すずの作品でいちばん好きだった。大正ってあんなに洋服オシャレなのね。すずの声と、衣装、破天荒な女の役が似合いす…
映画のスタッフに、君の演技はシネマなんだよと言われた泰子が、は?私はいつだって主役ですけどと返すシーンが好き。私もそう在りたいと思った。
これは褒め言葉ですが、小林が文豪らしく身勝手で、最高に人間味…
全編に映画らしさが漲っているのは根岸吉太郎監督の力量も有ろうが、それ以上に撮影の見事さと、意匠の素晴らしさを挙げておきたい。
印象的なのは<円形>だ。
先ず冒頭。2階屋の窓辺に座している泰…
1.はじめに:根岸吉太郎監督との相性
❶根岸吉太郎の長編劇映画監督作品で、劇場公開されたものは、成人映画を除き、16本で、内8本を観ているが、全体の相性は良好である。
①1980年 暴行儀式
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