どれほど美しい土地に住んでいようと、浄化しきれない想いがあることを知る。続いていく生活と、続かなかった生活に、あの日のレイキャビクの夕日は何を語りかけていたのだろうか。
私は今年もアイスランドへ行く…
それほど多くない登場人物と少ない会話で、登場人物達の過去、現在と関係性、心の内を的確に示して、負荷のない自然な作りの、けれど心理描写をも深く描く作品。
アイスランドだけを舞台にした映画は初めて観た…
映画を観る側は、立場が対する女性ふたりが、苦しみを乗り越えてどうやって互いを受け入れていくのか、という顛末を見守ろうとする。
しかし本作は、[相手を受け入れる]という、論理性や納得性を自身に強いる…
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