事前情報は①ウォルター・サレスが監督をしている、②アカデミー賞の外国語映画賞を獲った、の2つのみで見たのだけど、まさか軍事政権下のブラジルで実際に起こった出来事を題材にした映画だとは思わなかったし…
>>続きを読む権力によって日常がどのように壊れていくのか、リアルに体感した
はじめはゆったりしたファミリームービーだったけれど、そんな何気ない日常は一瞬にして奪われてしまう可能性があるんだなぁと
投獄されている…
原作は本作のモデルとなった一家の末っ子マルセロ・パイヴァの手記ということである。父ルーベンスが軍に連行された時はまだ遊びたい盛りの少年だった。一家の大黒柱を失い途方に暮れる家族の不安と悲しみは如何…
>>続きを読む2回目のアイスクリーム店の場面だったり、一旦の一区切りがついて書類や写真を整理する場面だったり、目線や表情で語るシーンがすごく印象的だった。
序盤と終盤の家の中の対比的な写し方も色々考え深いものが…
軍事独裁政権下のブラジルで起こった事件の映画化。何とも言い難い緊張感があって面白かったです。また、権力によって、あるご家族の幸福が突然破壊された、という事実については色々と考えさせられました。
ブラ…
家族の幸福な時間を撮影した写真、8㎜フィルム、ビデオテープ、その家族の幸福な笑顔の記録が、最愛の夫を奪った軍事政権への最大の抗議になっている。国家の市民への弾圧に対し「夫を返せ!」と反抗の声をあげ続…
>>続きを読むもー。めちゃくちゃいい映画。
巧みな技で、全てのショットに整合性と含み、モチーフとの親和性をフル担保させていて舌を巻きます。
戦後ブラジルにあった過酷な現実を学ぶテキストにもピッタリで、その史実…
アカデミー賞国際長編映画賞のブラジル作品。
実話をもとにした、ブラジル独裁政権時代の回顧録。幸せな大家族の暮らしが存分に描かれていたのに、緊張が増していき、日常が急に奪われてしまうの受け入れられない…
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