『私たちが光と想うすべて』を見た翌日に、本作を鑑賞しました。
まず、いまだにインドではカーストによる差別が厳然と残っているという事実に驚きました。特に不可触民(ダリト)に対する差別は酷い。
あと…
2025年劇場鑑賞116本目。
この監督の最新長編がとても良かったのでもう一回観る前に、このドキュメンタリーを観るべし、ってことで。なかなか独特な作りのドキュメンタリーでしたね。無知につき、こうした…
『私たちが光と想うすべて』のパヤル・カパーリヤーによる、2021年制作の映像詩的ドキュメンタリー。
レイヴや伝統的な結婚式の映像に重なる女性の独白。冒頭は『私たちが〜』の繊細で優しい雰囲気 —— …
パヤル・カパーリヤー監督の2021年制作ドキュメンタリー。映画学校の学生”L”が密かに恋人へと綴った恋文から語られる現代インドの社会問題と弾圧。賑やかで楽観的な”インド映画”の裏に、カースト制や宗教…
>>続きを読むモノクロフィルムが写し取るインドの夜。黒い画面の中で、微妙な濃淡として浮かび上がってくる人々の表情や、木々の揺れの美しさ。そこに詩的なナレーションが重ねられていく。「あなたの沈黙は私への共感だと思っ…
>>続きを読む監督の志は感じるが、主観的ないし物語的な語り口がノイズになってしまっている。スクリーンに映し出される悲痛な出来事に感傷を乗せるのは過剰だろう。
歌って踊るインド映画を笑って見てる場合ではなくなり、…
恋人への想いとカースト制と革命が読まれない手紙として等価に語られたモノクロームのモノローグ。歴史は常にパーソナルの側にある。学生弾圧事件と映画に対する決意の眼差しが宿る「私たちが光と想うすべて」と対…
>>続きを読む©Petit Chaos – 2021