ギルバートグレイブやバグダッドカフェみたいな映画を期待していたけど全然違った。しかしつくづくハマらなかった。善悪などわからない教育もしっかり受けられていない子供の純粋さから見える惨事を淡々とひたす…
黄金色、山吹色、琥珀色。
作品を象徴する、黄色系統の色彩。
懐古的や郷愁的な感情に浸れる色。
作品の不思議な色使いは。
過去を振り返った自分の。
記憶の彼方に有る色彩感。
そんな少年の目線を主軸…
少年目線で、美しい畑描写の中起きる残酷な出来事。なんだか特徴的な出演者の雰囲気。もう画的に文学的な雰囲気満載でそれだけでも大画面だと満たされてしまう。
蛙を殺してみたり、焼身自殺していく父親に対して…
美しい画とは裏腹にいいことが何も起きない。
「この少年は一体なんなんだ」と思う一方で、閉塞的で廃れた環境、ノイローゼのような母親と両親の不仲、学校に行っている様子もない。
セスにとって近しい人の中で…
・父親に声をかけるタイミング、マッチに着火するタイミング、こちらを見た父親の顔、ぶつ切りになるカット、すべてが最悪に整っててよかった
・黒い車の若者たちは死の象徴?
・ラスト後もしセス一家の容疑…
素材はいいのに惜しいなと思う。子どもの頃って知っているのに言い出せない、とか、自分の頭の中だけで辻褄を合わせることをやっていたような気がして、着眼点はすごく良いと思った。田舎者の兄貴が年下のきょうだ…
>>続きを読む何年も前から観たかった映画がついに
子どもの頃って罪悪感の手応えないよね
誘拐の車のことをなんとなく言ってみない気持ちが分かる
真相よりも断片をつなぎ合わせて作った空想の方が道理が通るよね
キ…
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