原作は未読ですが、東京国際映画祭で三冠受賞の作品ということで、期待していました。
モノクロの映像なので時代はかなり昔なのかと思ったら、主人公、長塚京三さん演じる儀助がパソコンで原稿を書いたりメール…
世間的には勝ち組の老後なのだろうけど、幻覚?をみるようになって、現実との境界が曖昧になって、生活も荒れていくのが、死が近いからおかしくなったのか、おかしくなったから死が近くなったのか、そもそも本当に…
>>続きを読む私は筒井康隆が好きなのに劇場で観られなかったこともあり、この数ヶ月頭の隅っこでこの映画のことが気になっていました。
配信されてすぐ夏の朝7時くらいから観始めたそのタイミングも良かったのだと思いますが…
元教え子役の瀧内公美がいい。ワイシャツ姿が原節子を意識してるんだろうなー。清楚さと淫靡さをまとった姿が素晴らしい。
※と思ったら、実際、原節子みたいにと伝えていたと舞台挨拶の動画で監督が言っていた。…
妻に先立たれた男やもめ元仏文大学教授の一人暮らし
それにしても家事である
さぞやお困りのこと思いきや掃除・洗濯・料理まで何から何までテキパキなのである
特に料理である。魚焼き網で焼く鮭は勿論焼き鳥、…
モノクロである意味を感じた。
吉田大八監督の力量が凄かった。
長塚京三さん、素晴らしかった。
そして、役者さん、皆様素晴らしかった。
監督が
"自分自身、この先こういう映画は二度とつくれないと確信…
観てて不安になるというか気分が優れなくる映画だった
この映画で描かれてる敵は色々なんだけど、認知してたりしてなかったり、目を向けたり目を逸らしたり、静かににじり寄って来たり突然襲いかかってきたりと…
長塚京三が良いっ!!
一人丁寧な暮らしをしている前半シーン、手慣れた手つきで作る朝食がモノクロながら美味しそうで堪らない。
後半…
何が現実で何が夢・想像のことなのか分からなくなってくるところ…
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