主演の長塚京三と、もう一人の主役でもある"家"を捉える映像の質感。
メインで提示されるこの二つが抜群なので、作品としてのクオリティは高いと思うけれども、あまり面白くなかった。
これは原作でも脚色の…
「秋」までは傑作だった。主人公の暮らしは基本1人であり、たまに知り合いと会って会話するというもの。自分がそのような暮らしを理想としているのもあって見ていて楽しかった。貯金から自分があと何年生きられる…
>>続きを読む説明台詞がなく、意図的な映像での説明と頭の中と現実がごっちゃになるという自分が一番好きなタイプの映画。
内容としては、教養だけで固めた自意識だけ高い元大学教授の人生の終わりを描いた話。
タイトル…
「自分もいつかはこうなるのか…」がエグかった 現実と虚構の境目をカメラワークだけで表現できる映像力に脱帽
覗きが趣味だったという主人公が少しずつ正気を失っていく様子を描いている映画なので、彼の一部始…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA