実在した指名手配犯の半世紀の逃亡生活。
ノンフィクションと映画という中での
フィクションを交えて作られたのだろう。
別名を使い、身を潜めながらも生活を
してたとはいえど、日常生活があった。
その普通…
毎朝歯を磨いて、コーヒーを淹れて、インスタントコーヒーの粉が足りなくなったら瓶に詰め替えて、仕事に通って、行きつけのバーで酒を飲んで、バーで知り合った仲間たちとボウリングをして。
普通の人だったし…
「こんな風に過ぎて行くのなら」を聴きながら思った。
本名を言いたかったのだろ。
捕まった同志は、何年も前に出所して、自由の身。
何も変わらない世間、自分のことしか考えられなくなった日本人。
正義なん…
【やさしさを組織せよ】
本作のフライヤからして、なにやら懐かしい。
子どもの頃から、ずっと街角で目にしてきた爆弾犯の指名手配の張り紙の顔、そのままだ。当人ではなく、役者の毎熊克哉の表情を使って…
2025年69本目
誰もが一度は見たことがある顔、桐島聡さん。
犯した罪を聞けば恐れられて当然の彼だが、彼の本当の姿は優しくて誠実な人柄であったことを知ることができた。
同時に、”自分の思想”を通…
悲哀に満ちた映画なんですが、
同時に可愛らしい映画でもあります。
「可愛らしい」という表現は、
実際に起こった事件に対して、
適切ではないのかもしれないのですが、
まさに「時代おくれ」であることの、…
犯罪者で逃げ続けた男にも人生はあった
犯罪を犯すことはそれは悪いことではあるが、
それでもそれぞれの人生はある
ラスト、末期がんで倒れた後
一言、本当の名前を言った時の男はどういう気持ちだったの…
桐島さんのことは指名手配のポスターでしか見たことなくて、何した人なのかもいまいち知らなかったんだけど、この映画の存在を最近知って急に気になったので鑑賞。
(実写の邦画を映画館で観たの7年ぶり...)…
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