グンダーマン 優しき裏切り者の歌の作品情報・感想・評価・動画配信

「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」に投稿された感想・評価

pepo

pepoの感想・評価

-
東ドイツのあの時代の事が観れてよかった。

・7、80年代東ドイツの、褐炭採掘場のパワーショベルのある風景の圧倒的なカッコ良さ
・そこで働く老女ヘルガの良さ
・つけた人の主観入りすぎな副題やめてほしかった
・そして動くAlexander scheerさんの写真だけでは伝わりにくいヤバさ✨なんていうかこの、他の人には分かんないかもしれないけど私には分かるの的な事を思わされそうなところがバンドマン設定にぴったり、と思わされつつ後で検索すると普通にかっこよくてさすが俳優さん、と思わされるヤバさ
東ドイツの秘密警察に協力していた実在のシンガー・ソングライター、ゲアハルト・グンダーマンの生涯を描いたドラマ。

プライベートでも、複雑な人間関係に身を置く。

随所に挿入される、心情を語るような歌唱シーンが印象的。
かつて東ドイツの秘密警察に協力をしてしまった、ミュージシャンの実話を描いた作品。

複数の時間軸が絡みながら、ラストの過去の告白へと進んでいく展開になっていますが、個人的にはこれはかなり失敗だったように思いました。

ちょっと前に見た「ファーザー」なんかは、認知症の世界の追体験のような感じで、時間軸も登場人物もゴチャゴチャになってしまっても、ラストはアンソニー·ホプキンスに感情移入できるような展開で素晴らしくまとまっていましたが、本作は時間軸をメチャクチャにしているのはただただいたずらに物語を分かりにくくしているだけのように思いました。
(主人公が昔も現在も見た目が同じ過ぎて、どっちの時間軸なのか分からない笑)

まぁ確かに、過去を認めたくないという葛藤とか、そういうものが時間軸を複雑にした意図だと思いますが、過去の事情を深く理解しているドイツやヨーロッパでは通用しても、それ以外の事情を知らない国の人は何が起きているのかさっぱりついていけず、展開を考えながら追っていくのに疲れて、登場人物の感情とかの面に入っていく余地がなかったと思いました。

夜の炭鉱の映像とか、風景にははっとするシーンもあり、歌も好きでしたが、肝心の中身がいまいちで残念です。

あと、コニーの前の旦那との2人の子供はどこに行ったのか。
家についてから、ふと思い出して、すごい謎だなぁと気になりました笑
(自分が見逃しただけなら教えてください)
sss

sssの感想・評価

2.6
音楽家の伝記モノという点でも観ていて『黙ってピアノを弾いてくれ』を思い出した。
歴史的事実を伝えるメディアとしての映画はやはり良いですね。
ただ、最近だと『私は確信する』然り『ある人質』然り、こういうトーンの映画は自分のテイストとは違うので、良い作品なのに低めのスコアを付けるのがつらい。たまには付けなくてもいいかも。

あと自分はロック好きじゃないんだなと思った。劇中の曲もそうだが、スプリングスティーンも70-90年代のディランもあまり好きじゃない(97年作『タイム・アウト・オブ・マイン』以降は好き)。ポストパンクは好きなんだけど。
歌が良かった。
時制が変わる割に主人公の見た目が変わらないので混乱した。笑
だま

だまの感想・評価

-
どこまでも追いかけてくる過去の過ち。どれだけ後悔しても過去は消せない。向き合って受け入れて己の一部として生きていくしかない。楽曲がどれも素晴らしい。心地良い歌声が心に響く。セリフ以上に主人公の複雑な感情が伝わってくる。穏やかで優しく力強い秀作。

ラストのライブシーンが素晴らしかった。確かに彼は過ちを犯した。だが彼自身もまた時代の流れに翻弄された被害者ではないのか。そして彼の真実は彼の紡ぎ出す音楽の中にこそある。共に歌う聴衆の姿からそんな思いが感じられて。涙が溢れて止まらなかった。
すみません、この映画の時間軸の交錯のはざまに落ち込んで時間を失ってしまいました…
つまり大部分寝てしまった。
寝てしまったことを棚に上げて言うけど、あんまり時制を変えないで欲しい。それほど興味を持てていない段階でチャカチャカやられてもね…

このレビューはネタバレを含みます

全然苦悩したり後悔も反省もしてる様子無かったのに、最後で急に自分で自分が許せないとか言い出されても困るわと思いました
良かったけど、シーン割りがちょっと見にくくてついていけないところが複数あった…
どらみ

どらみの感想・評価

3.9
東ドイツのボブ・ディランと呼ばれ
昼は褐炭採掘場で働きつつ
夜は仲間とステージに立ち
希望や夢、理想を歌う
労働者のヒーローだった男が
秘密警察のスパイとして仲間を裏切っていた実話
分断された国で自由に生きたい心
矛盾に満ちた人間という存在と人を狂わす社会状況
歌のカバーも含めたアレクサンダー・シェーアの怪演が圧巻

おっきな眼鏡でグンダーマンに寄せた役作りのアレクサンダー・シェーア
舞台でも『白痴』『カラマーゾフの兄弟』の主演を務める実力者
ウォホールを演じたり、ワイルドな役もナチスも紳士も
作品ごとに新しい顔を見せる魅力的な役者です
>|

あなたにおすすめの記事