大学-At Berkeleyの作品情報・感想・評価

大学-At Berkeley2013年製作の映画)

At Berkeley

製作国:

上映時間:244分

4.1

あらすじ

「大学-At Berkeley」に投稿された感想・評価

和了

和了の感想・評価

5.0
アテネ・フランセで鑑賞。「大学」を多視点から映し、議論し、訴える4時間。
途中頻繁に差し込まれる建物清掃や工事のカットに、大学の姿を丁寧に縁取るような、または揺すぶるような印象を覚えた。
出てくる人たちみんなよく喋るし、その内容が興味深い。
終盤にクライマックとしての派手な絵があり、その後エピローグ的なシーンもついていて編集で構成がつくられている。

長時間英語の喋りを聴いていたことでSpeedLearning的効果があったのか、次に観た映画の英語セリフがクリアに聴き取れた。

このレビューはネタバレを含みます

字幕、大学の上映会で視聴。
寝不足の時に見たらダメだったね…ところどころ寝てしまったよ…ガチで反省する、ごめんなさい…。もしまた機会があればちゃんと見たいです…。
カリフォルニア大学バークレー校の様子が描かれるドキュメンタリーで、つい日本の大学と比べて見てしまった。よくわかんないおじさんがヨーヨーしてたりおばさんが犬の散歩してたりするのは「??」ってなったけど(笑)、そういうとこも含めてやっぱりちょっと日本と違って面白い! 講義は議論が活発だし、学生も先生喋ってるのに話したそうに手挙げたり自分の意見言いたそうにウズウズしてたり…。話し出したら学生は止まらないくらいバーって喋るし(笑) そういうとこ進んでるよね! ただ「親が移民で〜」とか「奨学金が〜」とか学生の私情絡んだ話が中心で議論としてはもっと論理的な根拠並べたり客観的に意見したりしたほうが良いのではとは思ったけど…😅 泣き出しちゃう女の子に横から黒人の女子学生がティッシュ差し出す場面はジンときたし、学生のバックグラウンド色々あるな〜多様性現れてるな〜って感じられたのが面白くて良かったけど!(笑)
デモシーンが結構衝撃やったなぁ、大学でデモやっちゃうんや、しかも恒例化してる感じ!?って驚きがあった! 学生が大学に訴えかけるのではなく、「学生は大学により教職員と分裂させられようとしている、学生・教員・職員が一体となって声を上げるのだ」と働きかけてたのが印象的でした。でもそのデモで火災報知器鳴らされたことにより試験を中断されてしまって、学生の間にも亀裂が走ってしまうという…そこまで描かれてたのが色んな側面から捉えられてて良いよね!
日本と違うところ比べてしまったけど、でもお金に困ってんのはどこも一緒なんやな〜とは思ったな(笑) 税金の話とか、ちょうど増税されたばかりなので身につまされる…。ただ純粋に学ぶためでなく将来就職で有利になるために大学に行くの、教育の場としての大学の在り方を考えさせられるよね。大学のドキュメンタリー映画として、教育だけでなくお金や経済、貧困、移民、人種差別とかの社会問題や政策として大学への予算を増額する意味で政治的な話も関連してくるのが興味深かった。
個人的に好きなのは色んな講義をちょっとずつ覗けた感じね! 細胞学とか動物学とか自分からは絶対行かんもん…。まぁやっぱり文学とか詩とかの授業が面白かったけど(笑) マーラー?の作品の池の意味や哲学的内容とか、「仕事」や「敵」のような言葉でセックスを隠語的に表している詩とか(笑) 大学の裏側も見せてもらえた感じあって、予算削れるように話し合う会議で触れてた芝刈り人の様子とか、螺旋階段の埃をひたすら落としていく清掃員とか大学の工事する人たちとか、大学を支えている人々を学生だけでなくあらゆる側面から見せていたのも個人的に心に残った!
あとアメリカ史の授業を教えていないことから派生して歴史の大切さを説いていたスピーチとかも好きやったなぁ…。なんとなくこの映画全体に通ずる話やった気もする。学内劇団?のような人が劇の口上的なのを語ってるシーンがあって、古いバビロンの歴史は王の名前と小麦の記録とかしか残ってない話だったり、大学の礎石?に千年後も残すものとして合衆国憲法やシェイクスピアの戯曲などを入れる話だったりをしてたんやけど、それと関連させて「千年後にも普通に暮らして生きて死んでいく自分たちのことを残したい、だからこの劇を上演する」というような旨のことを話しているのが印象的だったぁ! ラストのモノローグシーンで人?の影が交差して歩いていくこの演劇っぽいのが流れるんやけど、まさにこの映画で描かれる大学の切り取られた日常こそが残したかったことなのだと伝えられているようで、まぁこの解釈は個人的なものなんですけども、好きだなぁと感じさせられた場面やった! 過去のことが未来を作っていく、だからこそ過去のことを学ぶ、歴史が大切なわけで、そしてその過去として残されるのは大学の普段の様子をあらゆる側面から描くこの映画…。歴史と劇が映画全体に通ずるようで素敵なのが個人的に好みだった!
町蔵

町蔵の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

バークレーは州立大学とのこと。
冒頭より、財政の話から始まる。
大学ゆえに色々な議論が飛び交うのは予め想定されていたことで、そのこと自体にはあまり新鮮さがない。
それゆえに、いつものようなワイズマンのインパクトに乏しく、かんがえてもいなかったことであるが、大学ものは想田和弘に軍配が上がった。
途中1時間すぎくらいから、30分程度は半分意識がなかったように思う。
デモの実行と敗北は面白かったが、もっとその裏も見たかった。
それにしても、あれだけ予算の不足を言いながら、この広大で整備されたキャンパス、大きく壮麗な建物、図書館の開放感は、関学のキャンパスのヤシの植え替えに結構な費用がかかっていて、それゆえに教室等が貧弱である話と対比してしまった。
TAKHILANAS

TAKHILANASの感想・評価

5.0
(面白い…)


緊張、吐き出したいと同時にくだらない気持ち。またボヤかす。気を改めて明日から生きよう。
眠たいときが多々あったのは認めざるを得ないけど(笑)有意義な4時間!
ウォールデンのとこ楽しかったな。

ねーねと杉村先生との会話を思い出したな
あたしの周りにはこの映画にでてくるような学生ほど学校の自治に感心を持つ人はいないから(それがまとまりのないデモを起こしてしまう学生だとしても)これほどみんなが色んなことに感心を持っているのは素晴らしいことだなと思った。
Dick

Dickの感想・評価

4.8
❶マッチング:消化良好。

➋本作は、アメリカを代表するドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンの38作目で今回が日本劇場初公開(2019.05.31.名古屋シネマテーク)。
ワイズマンは1967年のデビュー作『チチカット・フォーリーズ』以来、アメリカを様々な角度から見つめる傑作を数々発表し、世界で最も偉大なドキュメンタリー作家と称されている。
ワイズマン監督は、その功績によって2014年にはヴェネチア国際映画祭で金獅子賞(特別功労賞)を、2016年にはアカデミー賞名誉賞を受賞している。

➌カリフォルニア州バークレー市に1868年に設立されたカリフォルニア大学バークレー校はアメリカで最も古く権威のある公立の名門大学で、5km2(東京ドーム107個分)の巨大キャンパスを有し、在籍する26,000人の学生に対し、300以上の学部と大学院教育プログラムを提供し、幅広い研究と教育を行っている。また、2017年まで104人以上のノーベル賞受賞者を輩出している(Wikipedia)。
因みに、『卒業(1967米)』では、主人公ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)の恋人エレイン(キャサリン・ロス)が本校の学生だったので、幾つもの撮影が本校で行われている。

❹本作は、本校の2010年度秋学期を12週間に渡り250時間撮影したものを、監督・製作・編集・音響を担当したワイズマンが4時間強に編集したもので、ワイズマンは完成当時83歳。いやあ、ご立派なり。

❺州の財政悪化に伴い、本校への予算がカットされ、合理化や学費値上げが避けられない状況になっている。その対策を検討する理事会の討議、行政との折衝、教育研究機関として知的・社会的使命を果たすための授業や研究活動、大学構内で行われる学生たちの活動、スポーツイベントやコンサート、退役軍人のプログラム、合理化と学費値上げに反対する学生たちの抗議活動、等々、実際に起きている状況が克明に描かれる。説明やナレーショ ンを一切排除し、観察映像だけで観客に訴える独自の手法は、予備知識のない者には理解しづらい面はあるが、実に説得力がある。正味4時間強の大長尺だが、ダレも眠気もなく、終始緊張して興味深く観ることが出来た。大満足。
ムチコ

ムチコの感想・評価

5.0
2012年(オバマ時代)に同校で起こった学費に関するデモを踏まえて翌年に撮られているので、当然お金の話をずーっとしている。
しかし思えばワイズマンが組織を撮った映画(アメリカンバレエシアターとか)ってよくお金の話をしていますね。

敷地に住んでる猫がふらふら歩き回るようなつもりでみていた。

デモで図書室(すっごい美しい)を占拠した後、「このまま立て篭もろう!」と興奮した学生がスピーチして、すかさず「え、ちょっとそこまでは」という別の学生の表情をインサートするのが最高。熱情にも、それに引く気持ちにも、ワイズマンはカメラを向ける。
YUKI

YUKIの感想・評価

3.3
教育とお金。別であるべきだが、切っても切れないシステムで、学べない人や奨学金に苦しむ人がいるのはどこの国も同じ。しかし大学は無料化するべきとは思わない。就職するために大学に行くという理由ならなおそう思う。
学費を上げるなら、授業料免除の特待制度を充実させてほしいところだが、公立の予算が下がっているというのがみなの首を絞める。もうそれは政治的な話になってしまうけど……。
映画に関しては、さすがワイズマンといったところで面白かった。私もさすがに長尺映画に慣れてきた。どっぷり浸れるのが気持ちいいです。
カリフォルニア大学バークレー校の多角的描写。公立大学ゆえ州や市から予算を削られ続ける現状にあって、約4時間の尺の大半が教員、学生の予算=金がらみのディスカッションに割かれているが、ジャッジする事なく提示されるそれらの場面は相変わらず充実している。
授業とも運営とも関係ないが、時折挟まれる学内の工事風景を捉えた場面に惹かれた。土砂を掬う重機の無機的な動きや、コンクリートやアスファルトが敷かれてゆく様子が映されているだけなのに何故こんなにも見入ってしまうのか。それが単なる運動でしかないからか。
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