大きな鳥と小さな鳥の作品情報・感想・評価

大きな鳥と小さな鳥1966年製作の映画)

UCCELLACCI E UCCELLINI

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

3.3

「大きな鳥と小さな鳥」に投稿された感想・評価

映像の魅力に溢れている
何本もの映画をいっぺんにみているような気になった
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
‪「大きな鳥と小さな鳥」‬
‪言葉を喋るカラスと旅をするロードムービーそれだけで興味が湧く本作はパゾリーニ5作目の作品。父と子が様々な出来事に遭遇し地平線の果てへと進む…。彼の作風の中では一際目立つ喜劇色。本作を鑑賞して彼には多様や才能があり下手物監督と言う印象があるが決して違う…傑作だ‬。
KICCO

KICCOの感想・評価

3.5
オープニングクレジットの歌が好き。

DVD欲しいな。好き。
milagros

milagrosの感想・評価

3.8
賢いカラスにアホな親子。全く言葉が響いてこないけど、奇天烈なので笑うには笑える。
左翼インテリの醜さみたいな。
梅田

梅田の感想・評価

3.0
これは……今まで観たパゾリーニの中では一番ついていけなかった。オープニングの歌(作詞パゾリーニ)とか道中の看板とか笑えるんだけども。ちょっと識者の解説が必要。
ロード・ムービーとして新鮮なのは、旅する2人が車にも馬にも乗らず終始徒歩なこと。彼らと道を共にする、喋るカラスも全く飛ばないし(これ本物の鳥かな?)。かたやラストシーンでは飛行機が飛んでいるという。
相変わらず音楽のセンスは最高だなと思ってたらこれ、エンニオ・モリコーネだったのでした。
skip

skipの感想・評価

-
道徳だと思ったらとんでもなく斜め上へ。社会と宗教の関係への皮肉かな。最初は踊り出したり女の子が現れたのに。道化になってブラックに染まってしまう。半端なことはしないから理解の範疇を超えてきて。バカなはずが痛烈。そしてキャラだけが去っていった。
noriko

norikoの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

難易度が高い!
親子とインテリ左翼なカラスが旅をする物語なんですが、このカラスの台詞を消化するのが本当に難しい。
自分の知能指数では追いつかない(笑)
言っている言葉は分かるのですが(笑)、それによって意味していることが何かが分からないのです。
風刺を含んだ寓話なのでしょうが、それを読めなければただのスラップスティックコメディにしか見えません。
ただ物凄く宗教を笑い飛ばしたなという印象を受けました。

カラスの話が劇中劇として登場します。
年老いた修道士トトと若き弟子ニネットは聖フランチェスコから、鳥に説教し布教してきなさいと命じられます。
雨の日も嵐の日も雪の日もかんかん照りの日も、修道士トトは神と対話をし、鳥語がふってくるまで待ちます。
そして大きな鳥、小さな鳥に布教をし、愛の素晴らしさを認識させます。
大きな鳥は小さな鳥を捕食するという食物連鎖を、弁証法的試みで解決し、布教は成功だと思った矢先、大きな鳥は小さな鳥を捕食するのです。
嘆き悲しむ二人に対して、温かい言葉をかける聖フランチェスコ。
ふたりは再び説教の道へ。

という劇中劇が展開されるのですが、ほかのエピソードと比較しかなり滑稽に描かれています。
熱心な宗教家の痛々しさを余すところなく描き切っています。
他のエピソードとつながりを持たせないことで、より一層馬鹿馬鹿しさが目立つ仕組みになっています。

劇中劇の最後、嘆く二人に大事なことが分かったねと聖フランチェスコは説きますが、こちらはさっぱり。
てっきり”大事なこと”を示してくれるのかと思いきや、投げっぱなし。
困った。
そして困ったまま現代に戻ってきて、珍道が始まります。
最後まで困ったまま見続けました。

なんやかんやで用事を済ませながら歩く親子。
喋り続けるインテリカラス。
徐々にカラスを鬱陶しがる親子。
気づかず喋り続けるインテリカラス。

親子は堪忍袋の緒が切れて、カラスを捕まえ、焼いて食べてしまいます。

えっ?
まさかカラスが食われるとは思いませんでした。
これはパゾリーニ的な左翼思想との決別なのでしょうか。
それとも・・・?
さっぱり分からないです。
ただシュールだなぁという阿呆みたいな感想しか持てませんでした。
恥です。

思考しようと思えば、本作は良い議題となるでしょう。
風刺や寓話が盛りだくさんですから。
何重にも仕掛けが用意されていることでしょう。
その構造は理解できたのですが、中身はねぇ・・・。
爆発力はなかったけど、排便と出産が並列される追い甲斐のないエピソードが連なってく感じが可愛らしい仕上がりになってて楽しかった。白黒のパゾリーニのほうが好きなのかも知れない。それにしても、ニネット・ダヴォリのスケベそうなバカ面は安定してむかつくし最高だね。
奇跡の丘からデカメロン方面への橋渡し的な立ち位置なのか、バランスはとれてるけど、両者には一歩およばず。テオレマやソドムの市みたいな笑っちゃう説教も特になく。
インテリ左翼のカラスよろしく、自分も踊らずに見てるアホだが別に損はしてない。ポケモンなんてやってるやつは全員トラックに轢かれて死んじまえ!