1980年代を舞台に11歳の少女・フキと周囲の人々との触れ合いを描く、ひと夏の物語。
父親は末期ガン、母親はパワハラ体質となかなかしんどいフキの家庭。他に出てくる大人たちも、その醜悪な部分が随所に…
観た後はよく分からないけれど、時間が経ってから、あのシーンはこういうことだったのか?とじわじわ効いてくるような映画。
子供心を、子供の時の視点を思い出せなくなった大人が見ると面白いと思う。
フキ…
幼い頃に見た夢と思い出を1ページずつめくられているような感覚
子供というのは何にでも好奇心を持って、なんでも触っちゃって遠慮や気遣いなんて知らないし、自分には特別な力があっておまじないも全部本物だっ…
映画は多くの場合「大人」が作るものなので、そこに登場する子供たちはしばしば「大人の目を通して見た子供」として描かれ、ノスタルジーによって美化されがちだ。だが本作に登場する少女「フキ」は、まだ他者との…
>>続きを読む内容どうこうよりもまず映像がすごく好みだったなって思いながらエンドロール見ていたら美術が三ツ松けいこさんだった。
だからか!って納得した。
どこか古臭い感じがする小物たちが映像に深みを与えてたな。
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子どもは大人が思っているよりも、さとい。
一瞬で世界の複雑さを理解し、成長する。
繊細で、力強く、不安定。
やり切れなさは、時に馬の嘶きとなり表出する。
大人になり忘れかけていた「世界をそのまま見る…
子どものころの思い出をサラッと描いて見せました、というノスタルジー作品などではなく、本気の映画だった。これ見たら、やっぱ、オーストラリアの子どもに対するSNS規制は、妥当なんじゃないかと思えてくる。…
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