中原丈雄さんの演技の素晴らしさでスコアが高くなってしまう。硬く下を向く表情から生まれ故郷で生きる顔へと変化していく、不器用でも本来はおおらかな熊本、人吉の人なのだろうなと自然に人伝わる。
人物説明が…
2020年(令和2年)、熊本豪雨から3か月目のある日、今西孝之(中原丈雄)は母(寺田路恵)の訃報を受け、22年振りに東京から人吉へ帰郷する。まさしく放蕩息子の帰還である。故郷の町に足を踏み入れると…
>>続きを読む熊本人として観てきた。
祖父母の家があった地域も浸った。祖父母の家に行くと必ず見に行っていた大好きな川が初めて憎いと思った。
「川に魅せられたものは戻ってくる」という言葉は本当で、作品に出てきた川…
2025.07.14
ポスターを見て気になった作品。
22年前に故郷の熊本を出て以来一度も帰ってなかった今西孝之が、母の訃報を受けて帰郷する。
故郷には半年前に起きた豪雨災害の傷がまだ色濃く残っ…
共に生く道を囁く秋の河
ちんどんを追ひし古橋夢の秋
夏映画すがほの君は謎残し
主人公の男の過去が不明のまま終わる不思議な映画
『囁きの河』と『生きがい/能登の声』は、どちらも災害と復興…
熊本人吉というと蒲田行進曲のヤスの故郷を思い出す。そしてあの子どもの妖しみたいのは夏目友人帳を激しく重ね合わせて(笑)しまいました。
BGMがいちいちホラーチックで、なんか入り込めなかったところもあ…
熊本県民として観とかなきゃだろうと思って観てきました。
物語は架空のはずなのに、復興道半ばの光景がまんま映し出されてるからか、ドキュメンタリーを観てるような感覚。
あらためて、災害って、具体的な像は…
良かったのは、旅館の復活を頑張るか? 嫌っ、また大雨の災害が来るかも? どうするか? と言う将来の解らない夫婦の "希望" と "諦め" が描かれてた。当事者でないと解らない葛藤だろう。
この映画…
球磨川の自然がとても美しくて、映像美に感心した。ゆっくり進む物語は、クラシック音楽みたいに気分をゆったりさせてくれる。いい時間だった。
自然災害は、その圧倒的なエネルギーで、被災者に無力感を与…
©Misty Film