この夏はアジア・太平洋戦争に関連する作品をいくつも見てきましたが、今までの中だと別格の出来でした。満州開拓移民団をめぐる折り重なる加害と被害に怯むことなく、すべてを描き切る覚悟が示されています。とり…
>>続きを読む知人に誘われ鑑賞。
この作品を見て初めて知ったことがたくさんあった。
満州国に移住していたのは日本の地方の人たち。しかもソ連軍を牽制する関東軍の予備軍として、日本政府は配置していた。それを少女た…
誰もあの戦争を総括しなかった、責任を取ろうとしなかった。戦時にあって犠牲を強いられ、戦後に辱めを受けた被害者たちを産んだのは紛れもなくこの国。かわいそうだから、彼女たちにとって汚点だから隠そう、とい…
>>続きを読む戦争とか暴力とかそれに伴う犠牲というのは本当に人間の底知れぬ愚かしさの証明なんだと思った 侵略や戦争を始めた奴ら、積極的消極的問わず加害した奴ら、偉そうな立場にいるくせに責任も取らず逃げた奴らこそが…
>>続きを読む・満州にまつわることを語るときに日本の加害の歴史も語られ、フラットな目線でものごとを見ることの意思が見えた。開拓団の親族/遺族団の人たちが深く考え抜いてきたことを感じる。
・被害者のためを思って公…
終戦80年。今年の夏は戦争を考える機会が多い。
・自分が性暴力の被害に遭ったことに対してありがとうと言われるのってどんな気持ちなんだろう。仲間の命を守るためにしたことといえど、自分の意思とった行動…
アジア太平洋戦争の末期、満洲の黒川村開拓団が生き延びるためソ連軍兵士に開拓団の指導者たち(男性)が若い未婚女性を差し出して自分たちを守ってもらったという事実が戦後何十年もたってから当事者女性の証言で…
>>続きを読む開拓団として満州に渡った人たち。開拓とは名ばかり。住んでいた人たちの家や畑を奪った上に成り立つ生活。そんな開拓団の送り込まれた地域は旧ソ連との国境ばかり、食糧補給の拠点ともなり住むだけで人の砦とされ…
>>続きを読むもう苦しくて苦しくて、乙女の一人の方が言うように、男たちのいくじの無さに腹が立った。敵はソ連兵だが、団長の息子が言う通り、開拓団は日本の縮図だった。家族にまでも追い出され、何でこの人たちがこんな目に…
>>続きを読む男の代償を女性に払わせるな
男が始めた戦争で
男の卑怯の犠牲になった人々
それを守るために幹部(男)同士の話し合いで
突如要求され、突如差し出される女性
女性たちの頑張りのお陰で生き延びて帰還でき…
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