美しさとは、さまざまな社会的な尺度からは基本的に外れた場所に存在することを、1人の少女の姿を通して、鮮やかに描き出していたように思う。
またそれゆえに、美しさに近づこうとしても、社会的なまなざしは…
第52回パルムドールを受賞したダルデンヌ兄弟の作品
トレーラーハウスでアル中の母親と暮らすロゼッタが絶望的な状況から抜け出そうともがく様子を描いてるんだけど作中のほとんどが手持ちカメラで正直好みで…
2度と観たくない大傑作
人間のもどかしい気持ちやどうすればいいか分からず意味不明な行動をしてしまう姿を凄く上手く描写していた
主人公のロゼッタ以外のシーンが1秒もなく、画面上に常にロゼッタがいるた…
【演出】
本作では主人公「ロゼッタ」のみを徹底的に映し出すことに専念している。
いや、「ロゼッタ」の世界のみを映しているとおった方がいいだろうか・・・。
その徹底ぶりは凄まじく、劇中でのほとんどのシ…
これからどうやって生きていけばいいのか、それをしっかり考えたり、誰かと話し合えると、きっと一番良いのに、ロゼッタは正反対に、いつも早足で町を歩き、言葉をほとんど発さない。過去に想いを馳せる余裕も、未…
>>続きを読む作品それ自体がロゼッタというか
彼女の感情がカメラと一緒になっているかのような一体感が全編通してある
わかりやすさは前作に劣るけど感情の機微とかいうのを通り越して作品そのものが感情を出しているよう…