黄昏に燃えての作品情報・感想・評価

『黄昏に燃えて』に投稿された感想・評価


人生に破れ、うらぶれた浮浪者たちの哀感を切々と描いた作品。

1938年10月、ニューヨーク州都オールバニー。宿無しのフランシス・フェランは寒さで目を覚ました。彼は相棒のルンペン、ルディーとセント・アグネス共同墓地へ墓掘りの日雇い仕事に出かけた。そこにはフェラン一族の墓があり、フランシスの子供ジェラルドもその中に眠っていた。22年前のある日、フランシスが酔って帰って寝ているジェラルドをあやしていた時、誤って床に落とし殺してしまったのだ。

ニコルソン、ストリープそしてT・ウェイツの、3人の演技をじっくり。
のんchan

のんchanの感想・評価

4.2
エクトール・バベンコ監督は『蜘蛛女のキス』でも有名ですね🌟

感動の名場面や山場を期待したり、面白さと言われるとそこまで強く推せないし長尺なんだけど、いや〜むちゃくちゃ好みで泣ける味わいのある秀作だと思います💫

人に言えない、言いたくない秘密を抱え、深い愛情を胸に秘め、寂しさゆえに助け合い、死ぬまで生きて抜く人々を、繊細に描くヒューマンドラマ💗

主演ジャック・ニコルソン(当時50歳)とメリル・ストリープ(当時38歳)は本作でアカデミー主演男優賞、女優賞に揃ってノミネートされています(惜しくもノミネートのみ)✨

メリル・ストリープとトム・ウェイツは同い年なんですね😲
ニコルソンはもちろんだけど、2人の好演をぜひ観て欲しい🤩


1938年、大恐慌時代のニューヨークが舞台。元野球選手のフランシス(ジャック・ニコルソン)は街路で寝ていて寒さで目を覚ます。少し頭のネジが緩んでいる相棒のルディ(トム・ウェイツ)と墓掘りの日雇い仕事に出掛ける。なんとそこにはフランシスの息子ジェラルドが眠っていた。
その晩、フランシスと9年間一緒にいる元ラジオ歌手のヘレン(メリル・ストリープ)と合流する。

実は22年前、飲んだくれて帰宅したフランシスが抱きあげようとしてジェラルドを誤って床に落としてしまい即死だったのだ。居た堪れない気持ちのまま、妻と娘1人息子1人を置いて家を飛び出てしまっていた。そのことを妻アニー(キャロル・ベイカー)は自分の胸だけに秘め、シングルマザー状態で子供を立派に育て暮らしていた。

浮浪者となったフランシス、ヘレン、ルディは着の身着のまま、臭いそうな出立ち。歯にも薄汚いメイクを施している。
38歳のメリルはやっぱり女優魂が凄いですね。何をしても美しいけど、この役は美しさを捨て切ってます。そこがイイ👏酒で身体を壊していて身体はボロボロ足腰もフラフラ、固形物を受け付けない...
きったない50代?のオバサンしてますよ。歌も歌ってます♬
メリルを苦手な人がいたら、この作品で好きに変わるかも?ってほどに上手いですね🥺


なんだろうな〜"雨垂れ石を穿つ"ようにじわりじわりと心に沁み入る、そんな作品でした🌟
短パン

短パンの感想・評価

4.5
本編が2時間強あり、冒頭部ではセリフもなくたっぷりと情景を映し続けている。今から鑑賞して「冗長だ」「退屈だ」となり得る要素はいくらでもあるのに、全く長さを感じなかった。
ラストシーンが本当に美しい。
ジャック・ニコルソンとメリル・ストリープが共演とのことで鑑賞したのですが、世界恐慌の時代を舞台にした、割と暗い作品でした…。
143分と多少長めの尺でしたが、特別テンポが早いわけではないのにその長尺を長く感じさせない、名優たちの演技を味わうことができました。
(JAIHOにて鑑賞)
「映画」の格好が悪くても、見た後に絶望的な気持ちになり死にたくなるような(二度と見返したくない)作品は評価したい。乞食たちが寂しく朽ち果てていくだけの映画。かつての苦悩や過ちから逃れられず、死者が現実に現れるマジック・リアリズムな手法、少し前の文芸作品ではよく見た気がする。かつては歌手だったと言い張るメリル・ストリープ、祝福されたとしてもそれは虚構で現実では誰も彼女の歌なんて聞いていない。違法テントの強制撤去を迫られ、殴られ蹴られて虫けらのように死ぬトム・ウェイツ。周りには誰もいなくなり、そうはならなかった素晴らしき未来(家族の夢)を思い浮かべて完全に狂ってしまったジャック・ニコルソン。昨夜この映画を見ている最中に電話が鳴り、叔父が急死したとの連絡が入った。人生は不条理に哀しく、ただただ虚しい。
masato

masatoの感想・評価

5.0
大恐慌時代のアメリカ。
職を無くし路頭に迷う人々が、過去と向き合い、なんとか生きる希望を持ち続ける。
日雇いのバイトで生活して、寝る場所もままならないような状況でも、絶望せず、ぎりぎりのところで生きぬく人々の姿に感動しました。
自分の人生とはなんなのか。何に向かって生きるのか。現実の厳しさ、理不尽さにどう立ち向かうのか。

哀愁極まるラストシーン...。
引きずるタイプの映画です。

劇中の音楽も素晴らしかった。
控えめな曲なのに印象に残るメロディー。ストーリーにぴったりでした。
長いけど良い映画だった。
大恐慌時代にボロボロに落ちぶれてしまったジャック・ニコルソンの演技がとても良かった。
犬

犬の感想・評価

3.3
フェア

大恐慌時代のニューヨークを舞台に、落ちぶれた元野球選手の男と元ラジオ歌手の女の愛を中心に描くドラマ

浮浪者

時代を感じる
不況って嫌ですね〜

全体的に暗い
盛り上がりはない
でも、雰囲気にマッチしてました

キャストがいい感じ
メリル・ストリープのやつれた演技凄かったです
ジャック・ニコルソンとメリル・ストリープの競演が本当に素晴らしい名作です☺️
予想した通り暗いお話だった。
真冬に交通誘導をしてた頃を思い出した。
この作品のホームレスは恵まれてる方だと思います。
食事を恵んでもらったり、泊めてもらったり、お店にも入れるし…。

しかし、20年以上一度も帰らなかった夫を受け入れるか?
身なりが小綺麗で少しリアリティーに欠けているのも気になる。
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