狼たちの処刑台の作品情報・感想・評価

「狼たちの処刑台」に投稿された感想・評価

私、ハリー・ブラウン!治安の最悪な街で静かに暮らす元海兵隊の孤独な老人🤗ある日、薬暴力何でもありの不良共に親友が餌食にされて、警察も証拠不十分で逮捕すら出来ずもう許さん!😠💢💢お前らに本物の暴力を教えてやる!💥🔫次回、「真実を白状しないとお前の両膝を片方ずつ撃ち抜く」お楽しみに!😉

って感じのお話だったんですけど、えげつなさヤベェ…!海兵隊怖ぇ…!マイケル・ケインの冷たい瞳と冷酷無比な表情が只管格好良いしヤバい!前半の穏やかな老紳士とのギャップが本当ヤバい(ヤバい以外の語彙力が失われている)やつでした…!観て良かった!
何やかんやえげつないけど最後はスッとして終わる感じも良かった!うん、好き!!

このレビューはネタバレを含みます

渋くてかっこいいです。
主人公は多くを語りません。自分の心情さえ語りません。淡々と、まるで自分の仕事をこなすかのように復讐をしていきます。痛快とは言えません。仄暗さを感じます。痛快というよりも、底冷えするような恐怖。圧倒的な力の差がそこにはあります。

"狼たち"はド素人の子どもで戦う術なんて知りません。銃を乱射するぐらい。対して主人公は戦い方を心得た元軍人。めちゃ強いのでパワーバランスが偏っていると思いきや、他の映画と違ってしっかり"おじいちゃん"。老体ということできっちりパワーバランスをとっていてかなりヒヤヒヤさせられます。

ラストはすこし後味悪め。
これからも血で血を洗う状態は変わっていかないんだろうなと思わされました。
話は分かりやすいが、全体的に安っぽい。
警察ショボいし、爺さんヨボいし。
マイケル・ケイン演じる退役軍人のおじいちゃんがクソガキどもに復讐するお話です。
ドント・ブリーズのじいさんくらい凄かったら1時間以内に終わりそうな話です。
でもこのおじいちゃんはマジでおじいちゃんなので結構頑張ります。

マイケル・ケインはダークナイトでアルフレッド役してたのでどうしても紳士的に見えてしまうのですが、今回も物静かなご老人の役がとても似合ってました。
ちょっと走ったら呼吸困難になってしまったり、ヨタヨタ移動するところとか本当にリアル。
もうちょいだから頑張って!!と応援したくなります。

あとジャンキーがすんなりおじいちゃんを信用するのはクスリが効きすぎてるからなのかな?

実は人が良いかもしれないジャンキーに最後冷たくしたり、ギャングの下っ端に拷問するシーンとかまだ品があるところが残ってて悪役になりきれない善良な市民な部分が良かった。
え君

え君の感想・評価

4.0
割れた窓ガラスから覗かせるマイケル・ケインの表情が絶妙。外から聞こえるギャングの笑い声と、彼らを見つめる冷酷な目。強烈な暴力描写は、暴力の快楽と恐怖を描き分ける。

私刑による復讐のカタルシスはなく、私刑に対する公刑のないまま迎えるラストは別の恐怖だけが残る。先に腐ったのは街か、警察か。
たぼ

たぼの感想・評価

3.5
重く深く、そして暗い映画。

悪は、粛清されなければならない。
悪党には、鉄槌を。

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーが暗い…

ショーンハリスの演技がキモくてやばい!

リーアムカニンガムのくずっぷりが良かったです。
リアルだわ。後味悪い
ショーン.ハリスのジャンキー役が嵌まりすぎで本物みたいでした。
入院している妻を見舞いながら
自らも肺気腫を患い公営団地で細々と年金生活をするハリー・ブラウン。
パブで親友のレンとチェスをしながら世間話をするのが楽しみだが
最近は住んでいる団地の治安の不安を愚痴る事が多くなった。
妻の病院に通う近道であるはずの団地の地下道は、たむろする不良青年達の溜まり場になり、とても近づけない。
そんな地下道を横目で見ながら妻を見舞う毎日。
しかし、妻もとうとうハリーを置いて逝ってしまう。
心の支えが無くなったハリーを、親友のレンも心配するが、実はレンの心の中は更に深い心配事でいっぱいだった。
団地の地下道に集まる不良達への恐怖でレンの精神は次第に疲弊していた。
恐怖は人の平常心を崩壊させる。
不良達にイタズラや嫌がらせを受け続け限界に達したレンは、ハリーから貰った骨董品の銃剣を握りしめ、とうとう地下道に突撃してしまう。
老人の弱々しい抵抗など、若者たちにとってはうるさいハエを叩き落す程度のものだった。

親友のレンが惨殺死体で発見された事で、ハリーの抑えていた感情が膨れ上がる。

かつては海兵隊で表彰を受けた事もあるハリーが動き出す。

70を過ぎたマイケル・ケイン主演のアクション・クライム映画。
かつてはスパイや兵士や狙撃手や探偵やプレイボーイをこなしていたし
60代前後からはシブいバイプレイヤーとして時には主役を喰ってしまう演技力で
ジジイファンを魅了してきたマイケル・ケインが、満を持しておじいちゃんアクションを披露!
…でもそこはイギリスの作品だけあって、ハリウッドのド派手さではなく、ハードボイルドな渋みを前面に出した演出がニクい。
まぁ肺気腫のおじいちゃんが主人公なので若者の逃げ足には追いつけないし、女の子1人を抱えるのも精一杯。
でもそんな御老体だからこそ、まさか不良青年達を血祭りにあげるような無双する人間には見られない、というのがミソ。

じっくりと事件に向き合う繊細な女刑事を演じるエミリー・モーティマーや、
武器やドラッグの闇取引をするぶっ飛んだジャンキーを怪演するショーン・ハリスも
存在感を放っている。
ずっと前に録画していたものを、何となく見始めた。

面白い、凄く面白い、なんでこれがビデオスルーなの?

最近、『ジーサンズはじめての強盗』とかテレビドラマ『三匹のオッサン』など爺さんたち(自分もジーサンだった)が活躍する作品を見かけるが、これはダントツに面白い!

もちろん、主役はなんでも器用にこなせる我らがマイケルケイン、よぼよぼとしたアクションや、やむに已まれず悪がきを殺した風にみせて、本当はご満悦といった風の複雑な演技は彼にしかできない。

英国映画らしく、警察批判の風刺もうまく織り込み、脚本もしっかりしている。

エンドクレジットにマシューボォーンが出ていた気がするが気のせいか。

さあ、おいらジーサンも頑張ろう。
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