人の心一つ読もうとさせてくれない、ずっと外からこの光景を眺めている野次馬のような気持ち。とてもとても不安になる映画。おかげで忘れられない映画になってしまった。
心理描写がないどころか、人の顔がほと…
「面白い」とは目の前がぱあっと開けて明るくなるような状態の事を元々は意味していたと辞書に書いてある。
ではその光量や明度、質感を言葉にする事がその人がどう「面白い」と思ったかを伝える術に直結している…
悪がイヴォンの内面から直接生じるのではなく、他者の行為や偶然の連鎖によって増殖していく様子を、洗練されたショットの編集と音によって描き出した素晴らしい映画です。
感動的・説明的なセリフや演技、音楽…
できるだけ単純に現実性を映し撮るというブレッソンの演出の極致による生の映像が、ドラマ性よりも被写体の図形性とその反復の生態系を持つことのできる豊かさに自分は興奮した。
表象で語れば、偽札-額縁-手…
金があったら俺も善人だって本心から思って
お金を盗んでお金持ちになって、
貧しい人に施すという大義を抱えた彼と
そんな彼の思いつきのような偽札を
自分の意思に反して手にしてしまったことで
本来送る…
このレビューはネタバレを含みます
原作はトルストイだが、相変わらずドストエフスキー的な主題を扱っている。
ブレッソンの映画におけるカメラは登場人物を捉えるものではなくて、あくまで空間を生み出す事に捧げられている。固定されたカメラは…
再見。
例えば『白夜』であれば、劇中劇のラストの部分がまんま『Cure』の某場面(というか日本盤のBlu-rayのパッケージに使われている場面)にそっくりだとか、第四夜で喫茶店で会話を交わす場面で…
© 1983 Marion’s Films