帽子をかぶったブタちゃん達がカワイイ。確かカビリアの夜の脚本にパゾリーニが関わっていたと思うんだけど、随所にその断片が感じられた。夜道を独りごつマンマ・ローマの聞き役が入れ替わりながら歩いていく場面…
>>続きを読むパゾリーニの監督デビュー作『アッカトーネ』に続く、破滅していく男を描いた作品
不幸な結婚の末、売春婦として働いていたマンマ・ローマ。久々に息子のエットレに再会するも、彼は働きもせず、仲間とつるんで…
イタリアの下層階級に生きる人間が、上流の生活を夢見て這い上がろうともするも、思うようにはならない人生の悲哀を描く。
息子を引き取り一緒に暮らすため、娼婦の仕事から足を洗い市場の屋台で働くマンマ・ロ…
どんなに足掻いても抜け出せない現実の厳しさを目の当たりにする。
どうしても乗り越えられない原因である運命というものが存在するのかもしれない。
マンマ・ローマと呼ばれる主人公の女性が、惨めな人生から…
○好きなところ
親子のタンデムバイクへ至る多幸感
ラストの息子の顛末の落差
歩きながらの長回し撮影の独創性
誘惑するシングルマザー役や親友娼婦の妖艶
もちろん主演の肝っ玉母さんぶり
○馴染めないとこ…