地獄の波止場の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『地獄の波止場』に投稿された感想・評価

タイトルで損してるかも。工場萌えと人間の弱さ。
海霧がたちこめる夜の製鉄所内の、溶けた鉄の明るさに目を奪われる。さまざまな角度で工場をとらえる。撮影は危険と隣り合わせでもあったろう。
哀愁を秘めた小…

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小杉勇、主演・監督作品。

巨大な製鉄所(小倉?)付属のSLの老運転手の小杉が、泥棒が落とした大金(それは労働者仲間へのボーナスだった)を、たまたま自宅に持ち帰ってしまい。それを告白できずに悩む。と…

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哀しい身の上だけどとても優しい飲み屋のおねえさんをもっと話に絡ませて欲しかった。

やっぱり、製鉄所って、画になるなぁ。

立ち込めるガスと、製鉄所の炎、モノクロの陰影、
軌道、警笛、機関車の音、
ノワール感に満ちた映像、
ヒッチコック風の犬演出、
製鉄所をバリエーション豊かに捉え…

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製鉄所を舞台にした盗人の仲間割れで宙に浮いた共済金300万円めぐるサスペンス。
小杉勇監督・主演の1956年作品。
機関車の老運転手の人情心理モノと思いきやダイナミックなロケーションとアクションがク…

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みずか

みずかの感想・評価

3.3

ラピュタ阿佐ヶ谷日活映画バイプレイヤー特集で。冒頭の場面がとてもいい。夜の製鉄所を煙を吐いて走る機関車、運転席に立つ小杉勇の姿、流れる霧、汽車の光に照らされた走り去る男たちの姿、突然響く銃声、闇に隠…

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真面目実直に生きていたおじいちゃんが、突如目の前に現れた大金に目が眩んでワタワタしちゃう映画。万造さんよ…最後死にかけでものすごい全力出してたけど、もっと前に頑張りどころたくさんあったよ…ねぇ!隅田…

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mingo

mingoの感想・評価

3.8

こちらも5年ぶりくらいの再公開かフィルセン所蔵レア作品。
深い霧が覆う中、全編製鉄所のロケが素晴らしく利いており傑作の匂いがしかけるが、じじい小杉のヘンテコな人物像がチラチラ鼻に付く。いや酒癖は悪い…

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