さらば愛しき人よの作品情報・感想・評価

さらば愛しき人よ1987年製作の映画)

製作国:

上映時間:103分

3.5

「さらば愛しき人よ」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

①DVD化されずに、観たくても観られず、やっと観ることが出来た(涙)
原田眞人が撮った、ジャパニーズ・フィルム・ノワール。

「 郷ひろみ 」が凄腕ヒットマン役で主演していて、これがなかなか格好良い。
今カノを失明に追い込まれ、元カノを拷問(苦痛から逃れる為に自ら命を絶つ)され、“情け”と“義理”の為に乗り込んで行く。

服装などは時代を感じさせるが、雰囲気やこだわりなどは、今見てもなかなか“しゃれおつ”

ガム(最近少なくなった長方形の板ガム)を丸めて口に放る

タバコを半分千切ってから吸う

ボルボのステーションワゴン

港の古びたコンテナ・バー

コーヒーに入れた砂糖をスプーンで混ぜ終えると、想いがひとつ完結する…

後に監督が「原田眞人」と知り、新ためて相性の良さを感じた。

“ガン・アクション”もなかなかカッコよくて、頑張っている。私には詳しく分からんが、邦画にしては珍しく、凝っているらしい。

②闘竜会会長の弟・木内義政
今なお私の中で俳優「 佐藤浩市 」の一番カッコいい役。

木村一八のいるコンビニに入り、
「おもしれ〜もん見してやろうか」と刀をコートの裾から見せる。

「もっとおもしれ〜もん見してやろうか!」
と震えながら銃を構える木村一八

コンビニの店員にしゃがれた声で
「 チャカとダンビラ( 刀 )どっちが強いと思う? 」
と言いニヤリと笑う。

「 タラッタラッタ うさぎのダンス…」と歌い、刀で棚の商品を弾きながらゆっくり近づいていく。

そして、びびっている木村一八に一気に体当たり。
銃を撃てずに腰を抜かす木村一八

当時の映画ではまだ珍しかった金髪で、見るからに危ない雰囲気を醸し出す正統派?では無いヤクザ役。
この場面で佐藤浩市に惚れた♥︎

③前述したふたり以外にも、出てくる奴らが皆いい。

粋がる舎弟の「木村一八」
同じ組の重鎮「高品格」「柄本明」「笹野高史」
まんまヤクザ「安岡力也」
英字小説を読むヒットマン「嶋大輔」
コンテナ・バーのマスター「内藤陳」
“たったひとり殺るのに3発も使いやがって。これ以上やるとしょっぱいぞ”クラブのオーナー「原田芳雄」
洒落た、いい奴ヤクザ「大地康雄」
メディアグループの社長「景山民夫」
怪しい警官「内田裕也」
石原真理子のバイト先の“冬彦さん”上司「佐野史郎」
すぐ死ぬチョイ役「寺島進」

そして、まだ不思議な美女だった頃のお騒がせ女優「石原真理子」

久々に観たけど、やっぱりいい!これ!早くソフト化してくれぇ!
手に入れたのは輸入盤でリュージョン1だから、観たい時はネットカフェに行かねばならん(泣)

2016/3/17 DVD