戦後八年目の戦艦大和。画面から科白にいたるまで薄暗く、異様に重々しい雰囲気のある作品。甲板上はいつも闇夜で乗員の足元は見えず、艦橋は巨大な墓標のようにそそり立つ。乗員は常に自分の人生の意義や残され…
>>続きを読む大和轟沈から8年後に公開されたこの映画、当時の人はこの最高機密だったこの艦のことは知らなかったのではなかろうか?もしかしたらこの映画ではじめて知った?
見る前はもっとしょぼい大和の模型が出て来るかと…
【カナザワ映画祭2016三十本目】
話としては単調かもしれないがやはり戦後8年ぐらいで制作されたといえのはデカい。大和が出発されるまでの乗組員たちの会話がえらい静かで、ああでも多分こんな感じの喋り方…
歴史的作品。特撮の巧拙やセットのデザインはともかく、出ている役者が皆戦争、海軍を知っているのは大きい。終戦から十年も経たないうちにつくられたことは銘記すべき。アドバイザーを務めたのは実際に戦艦大和の…
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