学校で習った時から、その淫靡でパンチの効いたタイトルに、数十年も気にはなっていたものの、なかなか機会に恵まれることなく、劇でも映画でも触れることがなかった本作品。
要は『人の業』の世話物、人情物の類…
1949年に1度映画化された、近松門左衛門による原作の2度目の映画版。
甘やかされて育ってきたドラ息子の与兵衛が遊女絡みで借金地獄に陥り、挙句の果てに両親の良心を蔑ろにするとんでもない行動に出る。
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このレビューはネタバレを含みます
とても面白い。元の文楽や歌舞伎は観たことがないのでこの映画でストーリーを知る。クズofクズの与兵衛が本当にどうしようもない。笑えるタイプの道楽息子のアホボンを通り越しての厄介者。小菊やお吉との会話で…
>>続きを読む近松門左衛門原作、油屋の放蕩息子が芸妓に入れ上げ借金の山、明日中に返さないと偽造借財書の科で絞り首になる瀬戸際に。継父にも実母にも見放され勘当になり、最後の当ては向かいの暖簾分けした油屋の親切な女房…
>>続きを読むこの映画がアマプラで配信されていてびっくりした。
ここのサイトでは、主演は坂田藤十郎になっているけど当時はまだ中村扇雀。義父役は扇雀の実父である中村鴈治郎。
三好榮子は実母だが、相変わらずいい味出…
1957年 橋本忍脚本、堀川弘通監督作品 99分。江戸時代の大阪、油を商う河内屋の惣領息子与兵衛(中村扇雀)は、芸妓の小菊(藤乃高子)に入れ揚げ、高利貸からも借金してしまう。父(中村鴈治郎)、母(三…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ずっと見たかった橋本忍版だー!!
お吉(新珠三千代)は与兵衛に対して微塵も恋愛感情が無いように見え、最後までずっと良い人だったので油殺しが変な力技で成し遂げられていていた。妹のおちか(香川京子)が狐…
このレビューはネタバレを含みます
中村扇雀のどうしようもないドラ息子なのに憎めない雰囲気は良かったと思うが、ストーリーとしてはクズの息子を両親は甘やかし、遂には自分のことを親身に考えてくれている女性も衝動的に刺し殺す。最後はお縄にな…
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