このレビューはネタバレを含みます
1968年製作公開。脚本山田信夫 、恩地日出夫。監督恩地日出夫。
中三時、クラスの10%は高校に進学しなかった。高校からの大学進学も30%程度だった。それがこの先どういうことになるのか、みんな本作…
黒沢年男が酒井和歌子を最初にデートに誘う駅のホームのシーン。約束を取り付けようと粘る黒沢年男に無情に閉まるドア。ガラス越しの酒井和歌子の笑顔!もう傑作。
海で泳ぎ離れ小島に行くと、ここで性を感じてし…
自動車工場で働く男と、小さな商店に勤める女が、家庭の問題もあって回り道をしながらも、前向きにやって行こうとする物語。面白くは観れた。
ただし、特に後半になるまでの、弱いくせに意地をはり心を開かない…
粗野な言動・暑苦しい外見・衝動的な性格と性欲・流れるような軽犯罪…
この映画の黒沢年雄は、おおよそ東宝青春映画の健康優良青年から逸脱した造形をしている。
どちらかというと、欲望に忠実な東映チンピラに…
2016年にヴェーラで観た時は酷いプリント状態だったので入り込めなかったがこんなに素晴らしいヌーベルヴァーグだとは思わなかった…ちなみに酒井和歌子が勤める「横浜ドリームランド」は本作から30年後「踊…
>>続きを読む冒頭から破天荒にジャンプして走り回り物を投げつける黒沢年男の溌剌とした身振りに高揚感を覚えつつ、そんな黒沢からアプローチを受けながらも10代のなせる若々しさで黒沢から適度に距離を取り、そして時に誘惑…
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