1956年製作の映画)

製作国:

上映時間:96分

4.1

『涙』に投稿された感想・評価

こ
4.0
このレビューはネタバレを含みます

磯部くんと志津子、浜辺でも野原でも一向に交わらないふたり
さてそこでなにを言うのかすべてがかかっているところ!に、「誰かに愛されたことも、愛したこともないひとをお嫁にもらおうとはおもわない」という見…

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ラストが忘れられない。
田村高廣は懐の深い役がほんと似合う...
あややを大切にしてあげて!!
noelle
5.0

これは…な一品だった。不遇な若尾文子の役がやばい、暗い。何も海に投げるまでせんでもいいじゃない思い出の貝殻…駆け落ちしてよ切ないよ…と切ながってるのはいつの間にかこちらだけで、しずちゃんの人生はちゃ…

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真
-
父と兄、妹、そして母の物語。
タイトルの「涙」の意味は、ラストで。
杉田弘子に助演女優賞を・・。
4.0

凄絶な過去を背負い離ればなれに生きながらもお互いのことを思いやる兄妹という松竹らしいドラマなれど、楠田芳子による感情を繊細に引き出した脚本やそれを丁寧に演出する木下恵介門下生の川頭義郎の手腕によりい…

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白い砂浜が映える。そこで行われる男女の会話とその撮影。

叶わない恋愛の話は心中へ向かってもおかしくないところ、田村高廣がいいやつすぎて穏やかに帰結する。

汽車と車と人物が並行に歩くショット良すぎた。
楠田芳子のオリジナル脚本を、川頭義郎が監督。浜松の楽器工場0の女工、若尾文子の縁談をめぐり、佐田ら兄弟、家族の思いを描く。

木下恵介門下の優等生川頭義郎初期の、松竹大船調正統派映画の珠玉の名作。父は横領罪の前歴旅役者、母は浜名湖で入水自殺、残された兄佐田啓二は逸れ者、妹若尾文子は叔父東野英治郎の床屋で養女として育つ。ピア…

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3.5
スタンダード。白黒。THE 松竹のメロドラマ。若尾文子が初々しい。ラスト、親父に泣かされる。

若尾文子の設定だけなら『青空娘』に近いが、増村映画の主人公の様な自我の強さは全く無い。
ろくでなしの父親を憎みきれず金を渡し、風来坊な兄への世間評に辛い思いをし、親戚のイビリにも耐える…ザ・昭和の薄…

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