イスラーム映画祭10
岡真里先生による強烈考察・爆笑トーク付き
原題のサブタイトルは「ある日のエルサレム」
ハーニー・アブー=アスアド(岡先生曰くこの発音が正しいようです)監督が「パラダイス・ナ…
わたしが今までに観たパレスチナをテーマにした映画のなかで、いちばんイスラエルによる抑圧の描写が間接的だった。あくまでラナーが無事結婚するまでの障壁の数々を描いた物語のかたちをとっており、岡真理さんは…
>>続きを読む1990年前後のエルサレムで撮影されているそう。イスラエルの入植が進んでおらず、まだアラビア語にあふれ、砂っぽく原始的な雰囲気の旧市街。今はもう見ることができない。目に飛び込んでくる街のようすそれだ…
>>続きを読む分断政策の進むエルサレムで、午後4時までの結婚か国外移住を父から迫られる娘の半日。
パラダイス・ナウ/オマールの壁のハーニー・アブー=アスアド監督初期作で、分離壁直前のパレスチナ生活模様が活写され…
イスラエルの占領下のエルサレムでパレスチナ人の主人公が結婚をしようと右往左往しながら街の中を巡るパレスチナ映画。
実際に第二次インティファーダの際に撮影もされたらしい。イスラエル軍による占領と監視と…
岩井俊二や庵野秀明との同時代性を感じた。監督自身はオランダで映画を学んだということでパレスチナ映画らしさに乏しい理由もわかった。90年代のポストモダン的な空気を感じるのかもしれない。
役者の年齢が…
イスラーム映画祭10
今年はジュリア、シーラ、ラナーと女性の名前が続いててタイトルがわかんなくなりがち。他にもハリーマ、シリンっつーのもそうかな。
さておき、ラナー。エジプト行くか結婚するかの二…
外から内から、二つの支配を同時進行的に描出する手腕。移動が制限された土地を四方八方に動き回ってみせる抵抗の意思表明。シンプルな骨格をユーモアで肉付けしていく圧倒的共感映画。通りすがりの投石にわかるっ…
>>続きを読む