ブーム・タウンの作品情報・感想・評価

「ブーム・タウン」に投稿された感想・評価

yoichiro

yoichiroの感想・評価

3.0
11月1日 DVDで鑑賞
ハリウッド全盛時代のビッグメジャーMGMの名コンビ(実際には仲が悪かったらしい)、クラーク・ゲーブル&スペンサー・トレーシーの骨太ドラマ。20世紀初頭の石油業界を舞台に、油田を当てて一発勝負!な男達の野望と愛と友情を描いた作品だが、ヤンチャなゲーブと演技派トレーシーのアンサンブルが磐石の楽しさ。成功と破産を繰り返しても、尚油田を掘る石油屋達のジェットコースター人生も活き活きと描かれている。ヒロインに貞淑な妻のクローデット・コルベール、妖艶な愛人のヘディ・ラマーという顔ぶれで、娯楽大作らしい華やかさがある。
只、全体的には手堅い作りだったなぁ、という印象。クライマックス、唐突にゲーブが独禁法で起訴され窮地に陥るが、長年仲違いしていた旧友トレーシーが「彼は油田の無秩序な増産を止め、アメリカの石油資源の枯渇を防いだのだ」と弁護の論陣を張って、無罪を勝ち取るシーンは唐突過ぎる感もある。第二次大戦勃発後なので、その辺に時局臭を感じるところ。
映像的には、アカデミー最優秀特殊効果賞にもノミネートされた、油田火災をニトログリセリンで爆破消火するシーンがモノクロ映像と相まって迫力がある。