この作品で起きている事を文章で表現するのは中々難しいものが、、笑
「私は映画監督モフセン・マフマルバフである!」と偽って、ある家族に詐欺を働こうとしたとして逮捕された男の物語。
というが大筋。
…
青年サブジアンが名監督モフセン・マフマルバフになりすまし、映像への純粋な憧れから映画製作を偽装したその行為が、やがて裁判の場へと繋がっていく。
驚くべきは、サブジアン自身や関係者たちが自分自身として…
好きですね。
このドキュメンタリーと後から撮った映像を混ぜた演出の面白さはありますが、やはりこの監督は人の撮り方ですね。ラストのシーン、マイクが不調だったらしいですが、それすらも美しさに変わり、心を…
アッバス・キアロスタミ監督、変な事件にいち早く目をつけ、現場にカメラを持ち込んで映画にしちゃうんだから凄い…!!
そして事件の再現までも、本人たち(被害者と加害者)が演じちゃうのもおかしい、どういう…
現実の虚構性と嘘の現実性。
「自分自身を演じる」ということに少し心がざわつくけど他人事だとは思えない。
最後のシーンがやっぱり詩的で綺麗。
「それは、絶望していた自己を、再び自らのものとして引き…
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