ユナイテッド93の作品情報・感想・評価

ユナイテッド932006年製作の映画)

UNITED 93

製作国:

上映時間:111分

ジャンル:

3.7

「ユナイテッド93」に投稿された感想・評価

アメリカで起きた9:11の映画。このテロ自体あらゆる陰謀説がたくさんあって(おまけに根拠がよくあるこじつけレベルではなくしっかりしている。詳しく知りたい人は アメリカ同時多発テロ事件陰謀説 で検索)
この映画はどんな描写になるのか?と思ったが良い意味で驚かされた。

映画は序盤から中盤あたりまでひたすら淡々としている。国の一大事というか、凄まじい光景がニュースから流れてくるが登場人物たちは己の職務に専念し、個人的な感情とかはあまり表に出さない。各々に与えられた役割を文字通り淡々とこなしていく。つまりそこに良いも悪いもないと思う。

このタイトルのユナイテッド93とはハイジャックされたとされる4機のうち唯一乗客たちが「爆弾は偽者である」と見破り団結し、テロと戦って目標到達に失敗させた機体なのだ。その間の機内の描写が秀逸。

9:11の真相がなんであれ、この事件で大勢の民間人が死傷した事実は動かない。93便の乗客のように最後まで抵抗した勇気ある人間たちの行動が霞むことも決してない。良い映画だと思った。
★ 混乱、混乱、混乱

誰もが知る2001年9月11日。
普段は地上波を見ない僕ですが、その日は台風情報を知るためにテレビを点けていました。そして唐突に流れる「世界貿易センタービルに飛行機が衝突した」のテロップ。やがて、番組は緊急特番に切り替わり…正直なところ「世界もこれで終わるのか…」なんて思ったものです。

気付けばそれから17年。
僕も世界もまだ生きています。
けれど、いつ“終わり”が来るのか…誰にも分かりません。自分に出来ることは、その時間を悔いなく過ごすこと…それだけなのでしょう。

そんな気持ちで臨んだ本作。
あの事件でハイジャックされた旅客機のうち、ユナイテッド航空93便に着目した作品です。

本作が際立つのは華美な演出を施していないこと。登場人物たちの背景は描かれませんし、彼らを演じる役者さんたちに著名な方はいません。後から知りましたが、一部の役柄は本人が演じているそうです。

また、映像的にも淡々としています。
やたらと光源が鮮やかだったり、構図が類型的だったり。確実にドキュメンタリーを意識したビジュアルは「これは虚構ではない」と強く訴えかけてきます。

だから、自然と拳を強く握ってしまうのですね。しかも、舞台は飛行機の中だけではなく、管制や軍当局なども同時に描かれているのですが…混迷極まる情勢がヒシヒシと伝わってくるのです。

これは配慮の積み重ねの賜物。
周辺の流れは勿論のこと、誰もが知り得ない旅客機の状況も、残された記録を活用して再現に努めているのです。それを編み上げたのがポール・グリーングラス監督。臨場感あふれる作品に仕上げた筆致は見事でした。

まあ、そんなわけで。
公開当時は事件から5年しか経っていなかったので「何故、今の時期に作るのか」と批判もあったようですが、記憶が生々しいうちに作られたおかげで、17年後の今でも当時の緊迫感が伝わってくる作品になりました。

だから、点数をつける…という行為が、これほどまでに馴染まない作品はないでしょう。便宜上、それでもつけましたが…極端な話、1点でも5点でも同じような気がします。

哀悼の意を込めて。
鮎眠

鮎眠の感想・評価

3.8
死を覚悟したとき人は、誰かに愛してるを伝えたくなる。ものすごくうるさくて〜、見たときから気になってた映画。想像?真実?知らない言語で喋ってるのがとにかく恐怖を引き立てる。犯人たちに人間味がありそっちに感情移入してしまう危険思想。
hiyori

hiyoriの感想・評価

4.3
どんなに忠実に再現したとしても虚構に過ぎず、現実はその何倍も厳しかったはずだ。この映画を観て恐怖や悲しみの最果てを突き付けられた。だからこそ知らないでは済まされない話だ。一度観れば何度でもその事件のことが頭をよぎる。現実と真摯に向き合った唯一の映画。
すごかった。


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解説: アメリカ史上最悪のテロ攻撃事件として記憶された
2001年9月11日の出来事を、当事者の視点から再現した
衝撃的作。『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラスが
脚本と監督を手がけ、4番目のハイジャック犠牲となった、
ユナイテッド航空93便の乗員と乗客らが経験した未曾有の
恐怖心をリアリスティックに描く。離陸からハイジャック、
そして運命の瞬間までを時間軸にそって再構築し、
悲劇の結末を臨場感たっぷりに伝える。

       (シネマトゥデイ) Yahoo!映画よりコピペ。
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ユナイテッド93は、唯一目的地に到着しなかった飛行機。
その時、飛行機の中でどんな事が起きていたのか、
全てを知る人は残念ながらもうこの世にはいないんだけど、
乗客の家族や恋人など、100本を越えるインタビューし、
乗客がどんな人だったのか、最後にどんな言葉を残したのか
などをもとに役作りが行われている。
そして、演じるのはあえて無名の俳優さんばかり。
航空管制センターの人は、本人が出ていたりもしてるので
エンドロールに、「Himself」が沢山連なってた。

アメリカの超大作!って感じの、テロリストは悪だ!
みたいなモノでもない。

映画ってすごい。


どちらも神様に祈りを捧げているのに、何でこんなにも
かけ離れた結末を願わなければならないんだろう。



5年経って、この事件自体、色々な説が出てきているし、
実際に機内でこんな事が起きていたかどうかなんて、
誰にもわからないけど、見て良かったと思える映画でした。
コジマ

コジマの感想・評価

3.5
こういう映画を観て、すぐ「アメリカのプロパガンダだ」とか「アメリカの中東政策が〜」とか言う人間にだけはならないようにしようと思う。
ワケ知り顔で中立的なこと言おうとすると底の浅さが露呈するのは間違いないから。
アメリカ同時多発テロで唯一テロリストを攻撃目標に到達させなかったユナイテッド93便。その実話を描きます。
前半は管制塔や軍部のシーンが多く少しだれましたが、後半は文句なしです。
乗客だけでなくテロリストも迫真の演技でした。
ちなみにDVDの特典には遺族の方々への取材などが収録されたVTRがありました。かなり長く、この作品の意気込みを感じられます。
Johnjohn

Johnjohnの感想・評価

3.9
11歳の頃、ソファでうたた寝してたら母親にすごい勢いで叩き起こされて何が起きてんのかわからず、テレビ見つめて2分後くらいに2機目が激突した瞬間を鮮明に覚えてる。
両親の慌てふためく様子と衝撃的な映像が頭から離れなくて、変な興奮とえも言われぬ不安で寝れなかったんだよね。
ぐるぐるしてたせいで映画館で吐いた苦い思い出
次の日学校でthrow upという熟語を教えてもらった
ホームステイに行く直前に友達に見せられて恐怖を抱きました
リアリティありすぎて怖いです
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