ある機関助士の作品情報・感想・評価

ある機関助士1963年製作の映画)

製作国:

上映時間:37分

3.9

『ある機関助士』に投稿された感想・評価

5.0

疾走、疾走、疾走。黒い鉄の塊の怪物が白い息吹を上げながら地上を走る。えもいわれぬ疾走感が画面から私に向かって突き刺してくる。こんな怪物が街中を走っていた時代があったことが信じられなくなってしまう。軍…

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4.0

機関士たちの手つきが印象に残る。停車、車輪点検、次へ受け渡すまでの動線は紛れもないプロフェッショナルの映画。1分半の遅れを取り戻していく終盤も素晴らしく、ソ連映画のようなカッティング/空撮を経て、殆…

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土本典昭の監督委デビュー作。日本国有鉄道が安全への取り組みをPRしたいとの企画が始まり。組合、現場の協力により、完成した記録映画の重要作。
国鉄がいかにイメージ回復に努めてたかが、ひでのりの解説で分かった。
ちょっと映ってた新型ディーゼル気動車(キハ81)はその後故障頻発してよくエンジン爆発してたらしい。

日中の仕事がひと段落し、並んで歩く機関士と機関助士のショットがとてつもなくカッコ良い。これ以上ないほどの映画のオープニング。
休憩所での緩やかで疲れた時間の流れと、仕事中の緊張感溢れる張り詰めた時間…

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4.7

面白い情報と面白い映像がいっぱいで、理想の映画の形だと思った。記録という大義名分で、直感的なかっこいいショットを撮りまくってる。機関助士のお仕事模様がアクション映画のような編集、180°素早くブンっ…

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K0RE
4.2
映像の躍動感、一つひとつのカットの格好良さ、何より作品にカタルシスがあった。
3.7
迫力がある。黒黒とした大きな塊が煙を吐きながら走る姿と大声かつ訛りと手話でコミュニケーションを取る男達。昭和の仕事という感がある。
Sari
3.8

記録映画作家・土本典昭監督の実質的映画デビュー作。  

1962年(昭和37年)5月3日、国鉄常磐線三河島駅構内で発生した列車脱線多重衝突事故、「三河島事故」の影響から、国鉄の安全性への取り組みを…

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あ
5.0
構成が素晴らしいのもそうだが、即物的なショットの積み重ねがより高いカタルシスを感じさせてくれる

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