このレビューはネタバレを含みます
2011年に金熊賞を獲ったイラン映画でアスガー・ファルハディの代表作
離婚を決めた夫婦とその周囲の人間の話でずっと誰かが喧嘩したりアルツハイマーを患うお爺ちゃんが登場したりと重たい雰囲気だけど脚本…
あくまで作品から感じられる印象として、アスガー・ファルハディとアッバス・キアロスタミの関係は、どこかドストエフスキーとチェーホフとの関係に似ているように思うことがある。
1940年生まれのアッバス…
首の皮一枚で繋がっている家庭
そんな家庭が2つあって、あることをきっかけに衝突、家庭も変化していく
みたいな内容
なにか一つ行動をする度に道が狭まっていく様が苦しかった
冒頭で11〜12歳の子供に…
『別離』は、4人の登場人物それぞれが独自の正義と罪を抱えている姿を描いた、優れた作品だと感じました。物語の中では正義と悪がはっきり分けられがちですが、現実の私たちは誰もが正義であり、同時に罪を背負っ…
>>続きを読む112.3022
世界映画はこうあるべき、というお手本
人の不寛容さと嘘がボタンの掛け違いのように事態を悪化させ、またエンディングに向かって収束する際も、間違ったボタンが元に戻っていく。シナリオ…
© 2009 Asghar Farhadi