パン屋襲撃の作品情報・感想・評価

パン屋襲撃1982年製作の映画)

製作国:

上映時間:17分

ジャンル:

3.7

『パン屋襲撃』に投稿された感想・評価

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現実世界から排斥されイメージの世界に登場する暴力(『仁義なき戦い』)、それに伴いファッション化する暴力、赤旗を背負った高齢の共産党員、文字のモンタージュ。授業で鑑賞。面白かった〜。
監督の手持ちカメラのセンスが光る。ヌーヴェルバーグの映画の様な軽快さと瑞々しさがある。共産主義の赤と赤い服の女はゴダールの『中国女』を想起させる。パンが食べたくなってきたのでちょっと出かけてきます。
“100%の女の子”と“パン屋襲撃”の言葉の並びにときめく
パンをあげる代わりに心の一部を奪っていこうとするの、いいよね
4.4

文芸映画。
純文学的作品を映像化すると、映像としての魅力よりナレーターで文学性を補うことになってしまうのか、と感じた。
村上春樹作品であるから、もちろん面白いし、諏訪太郎を始めとする俳優陣の演技も素…

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村上春樹を映像化するならともかく、原作の再現って不可能と思ってました。
これを観るまでは。
余熱
3.9
諏訪太朗があまりに諏訪太朗すぎる。
100%の女の子も本作もどこか抜けてる空気感がとても良い。映像もフィルムの質感とダイナミックに上下する映像が見ていて面白い。
運転
5.0

神もマルクスもジョンレノンも死んだ。「パン」と「ワーグナーを愛すること」を等価交換。想像しよう。
おそらく3、4年前に原作を読んだのだけれど、よく覚えている。なぜかパン屋をどう襲うかを真剣に考えてし…

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ハル
2.6
まさに村上春樹。

そして出演者みんな若い。
趙方豪が早世したことがとても残念。
深緑
3.5
「空腹である」という状態を本能で理解できる世代とそうでない世代っていう世代論的なものを私は感じてしまった。考えすぎか。
3.9
観ている最中ずっと、ゴダールに村上春樹作品を撮らせていたら…という妄想に陥っていた。親和性はとても高いと思うなあ。

趙方豪っていいな、という発見。

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