先日亡くなった弓恵子追悼。
同僚の讒言により無実の罪に貶された長谷川一夫が女性不信の海賊となる。海賊船に紛れ込んだ心中の片割、京マチ子にかつての想い人を見るが・
基督教の神に救いを求めて、伊藤大輔監…
女に騙され落ちぶれた男VS男に売られた女。
船のセットが凄すぎて、この舞台と撮影を観るだけで価値がある。
男の回想、過去説明でダレる。観念的な作品は嫌いじゃないんだけど、どうしてもモノローグで解決…
京マチ子を相手に人生狂わせる長谷川一夫という意味では衣笠貞之助監督『地獄門』と何ら変わりない映画ではあるのだが、その成れの果てとしての長髪二重顎の海賊の首領姿がなかなか似合うし、宮川一夫によるモノク…
>>続きを読む私は伊藤大輔の作品はなんでも観ることにしている。
『女と海賊』は必ずしも傑作ではないと思うが、長谷川一夫が自身を嵌めた男女に詰め寄る場面での台詞の反復のしつこさは紛れもなく伊藤大輔的と思う。このシー…
船が揺れたりすることで二人の関係性に物語が生まれるのっておもしろいよなぁ。
相変わらず京マチ子はすごい。回想シーンではとことんかっこいいのに、お嬢さまの方になるとなんか、あれ?まっすぐな人に見える…
海賊の首領は、かつて役人であったが、上役に裏切られ、海賊になった。襲った船の女は子分に与えた。ある日、襲った船に隠れていた駆け落ちカップル。女の心情に気づき、逃がす。女は舟に戻り、首領の胸に飛び込む…
>>続きを読む◎異国味ある長谷川一夫の海賊首領 滅罪も基督教
1959年 大映京都 モノクロ 90分 シネマスコープ
*若干ホワイトノイズあるも鑑賞に差し支えなし
再見のような気もするが、前回観た記憶はほとん…
京マチ子がキレることで長谷川一夫と互いに異性への怨念を抱いて行動することになる、というプロットは良いのだが、結局すぐ改心して長谷川一夫になついてしまうので肩透かしに。
船を丸々一艘作り上げたセットは…