歌舞伎は知らずともお嬢吉三が女装の美少年であることくらいは知ってる方も多いのではないでしょうか。今作はそんな中性的なキャラクターが活躍する演目『三人吉三』をベースにしたコミカルな股旅物です。
いつ…
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もう見て!としか言いようがない👀
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1年半の牢屋生活から解放されたお嬢三吉他2名。自分たちをこんなところに追いやった奴に復讐をし、そのまま江戸を離れるが何の因果かまた奴らと対峙することになる…
「弁天小僧」で市川雷蔵にはまってしまったので、一人雷蔵祭二本目。
今回も歌舞伎の「三人吉三」(河竹黙阿弥)が原作。
こちらの作品も、過去に歌舞伎の通し狂言で鑑賞済み。歌舞伎のほうは、ストーリーや人…
このレビューはネタバレを含みます
TV時代劇全盛だった子供の頃、その中では女性が当たり前のように強姦・人身売買・買売春などによって虐待されていた。それらを見るともなく見て育ち、おぞましさを目に焼き付けられたことへの恨みはいまだに深い…
>>続きを読む総天然色カラーを意識した美術・装飾・衣装の絢爛豪華な色彩の渦に圧倒された。市川雷蔵の女形姿の艶やかさと雄々しさ、中村玉緒の純真無垢な娘心を同じ着物で表現分けする。全く違う印象を与える見事な着付けの職…
>>続きを読む今回の雷蔵祭では珍しい痛快娯楽時代劇。雷さまが粋な江戸っ子役で、女装での立ち回りも披露する。
大きいセットを使った3つの立ち回りが印象的で、特にクライマックスの立ち回りに至る部分は、決めゼリフを使…
もー、めちゃくちゃ面白いな!黙阿弥の三人吉三巴の白浪が元。大川端での契り場面はなく、三人揃って牢から出てる場面で始まる。股旅ものとしても楽しめるし、大立回りが何度かあって、特に最後の展開は、お嬢、お…
>>続きを読む日本映画黄金期のプログラムピクチャーの究極系の面白さに圧倒される一本です。
この時代の作品は今観ると男尊女卑が凄まじかったりしますが、心優しい渡世人の世直し映画で、そんな描写もなく、とことん楽しんで…