飢餓に陥る役は、三國連太郎、奥田瑛二、田中邦衛、杉本哲太。
人肉食を題材とする重い作品なのに凄いキャストで、力が入ってる。
裁判シーンでは、井川比佐志が演じる検察官の追及に対し、達観した被告を三國連…
戦時中、実際に起きた食人事件を題材にした小説の映像化。原作は未読で鑑賞。
洞窟でのシーンが多く、それがロケではなくセットでの撮影っぽいので、いつ凍え死ぬかも分からないという極限状態の伝わり方が薄く…
人間を喰ったことがある人間だけが見える世間を映したお話。
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(以下ネタバレ気味)
カニバリズムをした人間は、「目が光る」と聞いたことがある。
(けど科学的な根拠はないらしい)
首の…
●ひかりごけ(1992年日本。三國連太郎)
【レビュー】
『アンデスの聖餐』に並ぶ人肉食を題材にした映画。
トレーラーがアップされていないのは,そういうテーマだからなのか,古いからなのか。
物語…
錚々たる役者陣。やっぱり田中邦衛の北海道訛りはすばらしい。
最後までずっとおもしろく、飽きる瞬間がなかった。人間とは何か、みたいなことの描き方が昔の映画は生ぬるくない。まだ戦後から日が浅く、死が今よ…
若い頃、原作を長期検証(船長に密着)した合田一道の裂けた岬(ルポタージュ)を読んで初めて知った。
大戦中の南方や、ウルグアイのラグビーチーム、極限での人間性(倫理観)と野性の境、生への執念を強く感じ…
極限の状況下における善性を問う作品。
そのままでは餓死を待つばかりの環境で、目の前に食料があったら食べてしまうのか、仮にその肉が人だとしても…
生死の境と、人間としての尊厳の線のどちらを超えるかを正…