シュウシュウの季節の作品情報・感想・評価

シュウシュウの季節1998年製作の映画)

天浴

製作国:

上映時間:99分

ジャンル:

3.7

「シュウシュウの季節」に投稿された感想・評価

Canape

Canapeの感想・評価

3.7
記録 当時の私には性描写がきつい上、シュウシュウは別人のようになるし、なんの救いもなくただただ衝撃だった。
recchi

recchiの感想・評価

3.3
冒頭では純愛映画っぽさを醸し出していますが、じわじわと暗〜い渦の中に引き込まれて行きます。
雄大な景色のカットや音楽がかなり良いのだけど、それらが気分を落ち込ませます。特に度々流れる女性の歌声にズシっとくる。
同じ文化大革命時の中国を描いた『小さな中国のお針子』とは全然違う、後味悪い作品でした。
変わって行くシュウシュウの姿に目が離せなくなる作品。

1970年代、文化大革命期の中国。
都会の学生を地方に送る下放運動によって、成都からチベットの男ラオジンの所へ送られたシュウシュウ。
そこで、放牧を学びながら二人での生活が始まる。

ラオジンは、実はチ○コが無い。
なので、シュウシュウにエッチなことはしないし、とても大事にしている。
なのになのに…
シュウシュウは、成都に戻してやると言う男の口車に乗り、いろんな男と関係を重ねて行くのである…

ラオジンの身になると、とても苦しかった。
そして、騙されていても、体を犠牲にすることしか出来ないシュウシュウが不憫でならなかった。

私だったら…
ラオジンと生きて行こうと腹を括るかも…

にしても、放牧の生活は過酷だ。
飲み水の調達にも苦労してたようだし。

そんなに昔の話でもないのに、中国って大変な国なんだな…


ま、そういう訳で、この作品、政治的要因と性的描写から中国での上映は禁止だったらしいです。

何とも後味の悪い作品でした。
NaitoMami

NaitoMamiの感想・評価

3.8
かなしくてかなしくてかなしくて打ちのめされる映画。
いきすぎた、強制的な思想っておそろしい。それに訳もわからず巻き込まれる人は、抗うすべも状況を変えるすべもなく、ただ受け入れるしかないなんて。
人の人生を、希望にあふれた人生を歩む可能性を、どうしてくれるんだ。
mar88

mar88の感想・評価

3.3
「恋恋風塵」とか、「藍色夏恋」とかを連想して観るとと打ちのめされますね。

ボッコボコにされましたね、わたしは。

見た目「リリィシュシュのすべて」っぽいなと思ったけど、「リリィシュシュ」観てないから内容が似ているのかはわからない。

さらっと説明すると、中国であった「下放運動」に翻弄された少女と、おじさんを描いた作品なんですが、この政策初めて知ったのですが、触りだけ知ってもまぁ酷い政策で。
はっきり言うとかなり沈んでしまう映画です。


やってくる男は皆、蛇のようで、林檎を持ってくる。
シュウシュウはそれを食べる。
このシーンが切ない。(堕ちた…というか、少女から女になる瞬間を見た。)

ラオジンとシュウシュウが羽織っている上着の色はイチジクの葉は連想させる緑。

妊娠。

中国から遠く離れた地に取り残される。(追放?)

もう1つの話として、アダムとイブの話なのかな⁇
そこが面白いとは思ったけど



ただ、確かめる為に2回目観る元気は今の所ない。
705

705の感想・評価

3.0
ショッキングすぎて観終わるとかなりオチます…心身コンディション良い時に観てください
sunny

sunnyの感想・評価

4.0
1970年代、文化大革命時の話。
シュウシュウはまだほんの子供である。純粋で清らかで。とても。
悪をも受け入れてしまうほどの純粋さしか持っていなかったから。シュウシュウはその清らかさを削りながら、女になった。帰れると信じて。度々訪れる男たちを拒まずに足を広げた。帰るために。
ラオジンはチベット人だ。若い頃宦官にならされたラオジンには男性器がない。しかしひとり密かにここで生きてきた。そんなラオジンのもとに下放政策によって少女が送られてきた。シュウシュウという名の少女はとても清く、純粋であった。ラオジンは無骨ながらもシュウシュウを大切にしていたが、やがて頻繁に訪れシュウシュウを貪る男たちから彼女を助け出せずもがくことになる。

重い。重い。重い。とにかく重い。
そして辛い。幼い少女が、ただ帰りたいと願うだけの少女が、その帰るための方法を手に入れるために男と寝る。なんの感情もなくただ寝る。でも男は誰も嘘つきで。それでもシュウシュウは足を開く。女になっていくシュウシュウ。
そしてそれを見て心を痛めるラオジン。
途中、あることが起きる。やっぱりねーって思ったけど、だからってそうなっていいわけじゃない。
ラオジンなんとかしてよ!って思うところもあったけど、まぁよく考えるとラオジンも老人だし…。
男たちが汚い。その汚さと交わるシュウシュウも清らかさだけを失くしていく。
本当にとっても悲しい物語…。
Tomiji

Tomijiの感想・評価

5.0
究極の愛とは…
シュウシュウがみずみずしくて哀しすぎる

乞うDVD化
いや、スクリーンで観たい!
slow

slowの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『ダンサーインザダーク』などは人の汚さだったり、何処かにまだ救いがあったのではと思える。
しかしこの作品は、人と言うより時代や環境の暗部に飲み込まれてしまった少女の物語。救いがない。

役者の演技も上手く、引き込まれた。途中松尾スズキさんにしか見えない役者も出てくる…唯一クスリとしたところ。
Masato

Masatoの感想・評価

4.8
1人鬱映画祭 第12弾
個人的な鬱ランク A

「別に〜大丈夫だろー。」

↓ 99分後

「やめてくれ…」

メッセージ性にあふれた傑作です。高評価せざるを得ない。

中国で一昔前、毛沢東らが社会主義の思想改造のために、青年たちを「農村への社会奉仕」という銘打ちで行かされた
「下放運動」を問題視した映画。
実際に、こんな運動したせいで教育システムは破綻し、この世代は使えないニートな感じになったそうです。

この映画で、このような運動があったことを初めて知った。

物語は、少女が下放運動に行かされ、宦官(アレを切られた人)のような感じの男と牧場物語を楽しむというものだが…
急に流れがおかしくなってきて、いつの間にか負のオーラで覆い尽くされていました。天気と共に流れが変わっていくのが…。
最後は「なんでこんなことに…やめてくれお願いだから。」って懇願してました。
のどかでのほほんとした風景なのに、こんな惨事が草原のど真ん中で行われているなんて、皮肉としか言いようがない。それがまた辛すぎる。

そんで、鑑賞者を闇に突き落とす点は、シュウシュウちゃんにもラオジンさんにもどっちも感情移入してしまうこと。
自分を犠牲にするしかないシュウシュウに落ち込んで、それを止めたいんだけど黙ってみるしかないラオジンに落ち込んで…辛い…

下放運動がどれだけ凄惨なものだったか。を伝えると共に、今にも消えていない中国の一番ダメなところが出ていました。
それは、なんでもコネ頼りなこと。
現在でも、大学もコネ、就職もコネ。コネがなければ良い生活は送れないと聞きます。
コネのためになんでもする社会…そんなのおかしい。
人脈のコネが評価される社会じゃなく、その人自体が評価されて、良い社会にいられるというのが一番でしょ。まあ、コネなんて世界中にあることだが、中国はもっと酷い。
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