小さな中国のお針子の作品情報・感想・評価

小さな中国のお針子2002年製作の映画)

BALZAC ET LA PETITE TAILLEUSE CHINOISE

製作国:

上映時間:110分

ジャンル:

3.6

「小さな中国のお針子」に投稿された感想・評価

なは子

なは子の感想・評価

3.4
ウォーアイニーを繰り返す彼女がすごく愛おしい。中国の田舎のはなし
momiji

momijiの感想・評価

3.4
文化大革命に翻弄された若者の話。お針子のその後が気になる。幸せになって欲しい。
【再視聴】すばらしい作品。中国の文化大革命時に、2人の青年が山奥の村で再教育を受ける。そこは仙人が住んでいるかのような綺麗な村であり、この景色だけでも見る価値がある。
お針子と2人の青年の初々しく切ない三角関係が1つの見どころであるが、この映画には隠れた大きなテーマがあるように思える。映画中では『小さなお針子』という言葉が出てくるが、タイトルは『中国の小さなお針子』ではない。この村が『小さな中国』として存在しているように思われる。
バルザックを西洋文化の流入と考えると違った見方ができるのだが考え過ぎだろうか。
中国の山奥の映像と音楽が美しかった。更に主人公3人が美男美女で画面が綺麗。結末も意外性があって良かった。随分前に小説版を読んだことがあるが、映画の方が詩的な美しさが出ていた気がする。
n

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3.9
元々はリウ・イエ目当てで観て、彼ももちろん素晴らしかったのだけどチェン・クンが最高すぎて一気にファンになってしまった。脚本を読んで「この役ができるのは俺しかいない!」と思ったそうだけど、そういうところが好きです。
aiko

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3.5
フランス在住の中国人監督ということもあって、フランス映画っぽさもある
どこかゆったりとした時間の流れを感じる作品。
sumire

sumireの感想・評価

4.5
中国の秘境の絶景と、夢のような三角関係にうっとり。
田舎娘からしたら、都会の男(人によるけど)に憧れる。その都会から来た2人が手取り足取り、知らない世界の事を教えてくれる。も〜羨ましい。
マーがいい奴過ぎて。ただ本を読み聞かせるっていう愛の表現が切ない。
iman

imanの感想・評価

3.7
バルザック好きだし、慣習に流されない強かな女の子大好きだから最後まで楽しめました。

無理のないストーリーが、壮大な自然の景色にのって滑らかに進んでいくから観ていて疲れない。

ヨーロッパからみたアジア的村社会性が嫌味なく描かれていて、ムラ社会日本に住む者としては、よくも悪くもノスタルジック。

じぃさんが作るオートクチュールの洋服かわいいし、村長がいいキャラしてる。ところどころにある法国的chinoise幽黙がお茶目でおもろ可愛かった。
社会を守る男性と社会を作る女性。

いや、本当は逆なのだけど、
この真実がないから女性が頑張って働くのだと思う。

現代の女性の社会進出を推測してたかのような映画。
文革期、絶景に舌を巻く中国の秘境ともいうべき田舎に下放された都会の二人の青年。二人はお針子というあだ名の女の子と仲良くなり、彼女を文学で無知から救おうとする…。
もう冒頭部から心を鷲掴みにされますよね。文革期なんで、村長が思想的難癖をつける。どうもこの村長、単に文盲なので都会の恵まれた若者にコンプレックスがあるだけの様なのだが…しかしどこか憎めない人物である事が話に深みを増している。
バイオリンなど見た事もない村長は、西洋音楽を初めて聴かされて何という曲なのだと問い詰める。窮した青年は「モーツァルトの『毛主席を想って』だ」、村長はかしこまってうなづき、「そうだ、彼(モーツァルト)はいつも毛主席の事を想っているからな」…農村のどうしようもない無知が鋭く切り出され、そこに何ともいえない滑稽さと哀しさが込められたシーン。想い出すだけで涙が出ますが、これがまだまだ冒頭部。
青年たちは町に出て代表として映画を観てきて、村で再演してくれと頼まれたり、いつも同じ映画なので、隠し読んでた小説をネタに、監督はバルザックだと言ってお話を作ったり。
やがてお針子も含めた三人の若者の、知識と自由と外の世界への渇望は、彼らの人生をも大きく変えていく。
辛い時代だからこそ後から振り返ってみれば、美しい事ばかりを想い出す。功成り名遂げても本当に欲しかったものは手に入らない。過ぎ去った青春と時代への哀惜が見事に描き出された作品です。