小さな中国のお針子の作品情報・感想・評価

小さな中国のお針子2002年製作の映画)

BALZAC ET LA PETITE TAILLEUSE CHINOISE

製作国:

上映時間:110分

ジャンル:

3.6

「小さな中国のお針子」に投稿された感想・評価

YukiDan

YukiDanの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます


・青シャツイケメン
・赤タン純朴青年
・世界を知ること
・少しドアあけるだけ
うみ

うみの感想・評価

4.5
知識を得るということ、それは知らなかったそれまでには戻れないということ
学び知る喜び、知性が自身を助ける、一方何かを忘れていくことでもある

私自身読書で得た知識で生きているので、とても心に響いた。「一冊の本が人生を変えることもある」その通りだなと自身を投影させても、ストーリーを通しても感じた。

バルザックという1人の作家の言葉に真実を感じとったのだろう。映画中の"バルザック"という言葉が人の名前ではなく、魔法の言葉のように聞こえた、、
月月

月月の感想・評価

3.9
文化大革命で外国の書物を読むことを禁じられている時代、山奥の村に「知識」と「物語」を持ち込んだ若い"知識少年"二人と、本と出会って人生が変わってしまった小さなお針子の話。

「彼女を無知から救うんだ」と言って、文字が読めない彼女にバルザックを読み聞かせるルオ、映画を"聞いて"涙ぐむ村人たち、赤いユリの花模様のブラウス…

じわっと余韻が残る、美しい映画でした。

規制も何もない今に生きてるのだから、もっと本を読もう、知識を得ようと思った。
山奥に響き渡るバイオリンの美しいことよ…
Stream

Streamの感想・評価

3.8
中国の大自然とそこで生きる人々の文化が観ていて面白くて、羨ましい。
山奥に住む村人に聞かせるため、街へ出て映画を観に行ったり、小説を読み聞かせているところが良かった。
tomtom

tomtomの感想・評価

4.2
最初から最後までノスタルジーに包まれた映画。畏怖を感じさせるほどの荒々しい山々と崖のなかで、主人公たちが瑞々しく美しいです。こんなにオシャレなセックスシーンはじめてみました。

このレビューはネタバレを含みます

文化大革命で思想矯正のために地方へ送られた青年が村の娘の出会い、読んで聞かせた本が、娘たちの人生を変えていく。美しい風景が印象的だった。
と

との感想・評価

4.0
中国文化大革命期の若者たちの様子が爽やかに、面白く、描かれていてよかった!
本とか学ぶことを制限されてるからこそ、影響されて大人になっていくんだね。
再教育の印象がいい意味で変わった。
本当は意外と村の人たちともうまくやっていたんだね。
tak

takの感想・評価

3.8
 文化大革命による「再教育」で、山間部の農村で働くことになった二人の若者。西洋文化に触れることができた知識層は、思想につながる書物を没収され、農村での労働こそが社会主義国家に貢献できることだ、と慣れない農作業に従事させられた。持っていた料理の本までブルジョアの食べ物が載っているとして没収される。この頃の中国の激しさは知ってはいたが、まるで秦の「焚書坑儒」やブラッドベリの「華氏451」を思わせる思想統制。西洋の本は読むことを禁じられている。体制に反する思想や文化を禁じる風潮。

 そんな二人の前に仕立屋の孫である美しいお針子が現れる。山間部に住む民族の娘で、やはり文字を知らない。彼らはふとしたことで手に入れた西洋文学の本を彼女に読み聞かせる。村人から隠れて洞穴で西洋小説を読む3人の姿は、微妙な友情のトライアングル。それが禁じられた行為であるというスリル。やがて彼女は、本との出会いと若者との恋から人生を大きく変えていく。

 これまでも僕らは生涯残るような感動を本や映画から得てきた。それらは少なからず僕らの人生を左右してきた。この映画では、1冊の本との出会いによって運命を大きく変えるお針子の姿がたいへん印象的だ。一人で村を去るお針子は「バルザックが私を変えた」と言う。その衝撃の強さを感じさせる。

 また、この映画は中国を舞台にした青春映画だが、フランス資本で製作されている。そのせいなのか、僕はこの映画の三角関係に、奔放なジャンヌ・モローが二人の文学青年に愛されるフランス映画「突然炎のごとく」を思い浮かべてしまった。体制や時代、それに翻弄される人間がテーマとされがちな中国映画とはまったく違う。

 映画のラストは、村を出たその後の二人が描かれる。お針子の行方はわからないままなのだが、彼らが「再教育」で訪れた村は、巨大ダムの建設で水没してしまうという結末を迎える。ジャ・ジャンクー監督の「長江哀歌」でも描かれた山峡ダムの建設だ。近代化の影で変わりゆく中国。そこに、若者二人の帰り来ぬ青春を重ねる脚本は実に巧みだ。湖の底で三人のイメージが重なるラストシーンは実に美しい。

 お針子を演ずるジョウ・シュンは、「ウィンター・ソング」で金城武の相手役を演じてた女優さん。村長の歯の治療をする場面や近衛兵の踊りを女性たちが披露する場面が印象的。

このレビューはネタバレを含みます

文化大革命なので悲劇かと思っていましたが、美しい思い出の映画でした。これの前に「サンザシの樹の下で」を見たので切ない美しい映画の余韻があったんでしょうね。自分が女だからか、男は身勝手だなと思いましたよ、小さなお針子のことを結局弄んだだけじゃないですかー。しかもそれを郷愁と青春の美しい思い出にしてしまって、なんという身勝手!
でもそういう風に感じるのは、劇的に変わった小さなお針子の人生が、成功とは言えないからなんでしょう。これが欧米の映画なら、小さなお針子が自由と教養を手に入れて新しい世界へと漕ぎ出して、成功を収めるのかもしれません。そうなっていたら、知識と文明への礼賛に終始していたのではないでしょうか。それはそれで陳腐になってしまうので、難しいですね。
こういう時代があった、しかし悪いことばかりではなかった、若いばかりに過ちを犯したが、それも今ではいい思い出だ
そういう映画に見えました。
しかしやっぱり、それに巻き込まれたお針子はどうしたらええんや!という気持ちが残りますねぇ。
寸pyong

寸pyongの感想・評価

3.0
中国には今でも秘境がありそうに思ってます。

昔の人は逞しかったよね

そして、ジョウ シュンは、この頃より今の方が若く見えるのは気のせい?
メイクでどうにでも、なるんかね
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