白い馬の作品情報・感想・評価

白い馬1952年製作の映画)

CRIN BLANC: LE CHEVAL SAUVAGE

製作国:

上映時間:40分

ジャンル:

3.7

「白い馬」に投稿された感想・評価

子守りでフランス映画祭に行けないから家でフランス気分味わってる。
赤い風船は風船がついてきたけど、白い馬は風船についてきた。昔の同時上映みたい。
馬の白さが白黒にとてもよく映える。
何故かアトレイユを思い出しました。
鞍も鐙もなしであのスピードはすごい。
わかる

わかるの感想・評価

4.0
馬の足音と水の相性は抜群。手塚治虫先生の作品に登場してもおかしくない少年美に思わず涎が垂れる
「魚が空を飛んでもおかしくないさ」の皮肉のセンス異様に格好いい。これだから海外は困る 格好いいから困る!
dude

dudeの感想・評価

3.5
同じ髪型の少年と馬が心を通わせ、しがらみのない新天地へ...。馬がめちゃ速い。
R

Rの感想・評価

-
無駄なものを全て削ぎ落としたモノクロ映画は、技術の発達した現代のカラー映画よりも色彩感に溢れている。
欲を言えばナレーションももっと少なくてよかった…
モノクロ映画はこの世から無くならないとこれを見て確信した。
Mat

Matの感想・評価

5.0
綺麗な初恋ってかんじ
セリフは少ないけど目が離せない40分。蹄の音が気持ちいい。
ふたりはいつまでも幸せに暮らしましたであってほしいな
ラストの解釈は人それぞれありそう
ラモリスの短編であるが、モノクロ映像で白い馬が輝く。
少年と馬の絆、白い馬をつかまえようとする馬飼いたちとの駆け引き。
しかし、馬同士が闘うとはしらなかった。
美しい映画。
純

純の感想・評価

3.8
美しい少年と気高い白馬は、きっと真っ白でいることを望んだ。染まりたくないものから、一緒に逃げ出してしまいたかったんだよね。その逃避に寂寥の香りが漂ったとしても、ふたりの揺るぎない繋がりが辛い季節を飛び越えていけると信じていたい。

凛々しく美しい白馬は牧童たちにその身を追われ、繰り返し逃げ続ける。その途中でファルコはこの馬に一種の恋をした。惚れ惚れとするほどの身体に、あの背中に跨ってみたいという少年ならではの瑞々しい願望が眩しい。大人たちもこの馬を手に入れたいという思いは少年と同じなのに、人間と馬で優劣をつけて無理矢理自分のもとにしようとする。相手が誰であっても、敬意を持って近づけるひとじゃなくちゃ駄目だ。近づきたいという思いがあるなら尚更そう。痛めつけるなんて以ての外だよね。どんなに強くても賢くても、優しくなくちゃ台無しなんだから。

ひとも馬も関係なく自分を傷つけるものは怖いし、優しく包んでくれるものには寄り添っていたい。だから白い馬は少年を選ぶ。一度はほどけてしまったふたりを繋ぐ糸がもう一度絡み合ってくれたのも、きっとその優しさがそっと手を引いてくれたからだ。モノクロだからこそ際立つ混じり気のない白い毛並みと、少年の着るシャツの清々しさは、ふたりは全く別の生き物だけど同じ白さを身に纏える心持ちをしているって教えてくれる。

居場所がないのなら作れば良い。それは簡単なことではないけどれど、できる気がすると思わせてくれる存在がいたら踏み切れるのはなぜだろう。保証されていない未来へ歩き出すのは怖いことなのに、足が前へ前へ飛び出すのはなぜだろう。綺麗な身体の奥底から湧き上がってくる、あの力強いエネルギーは何だろう。どんなに儚い終わりが待ち受けているとしても、安らかな幸福を求めにふたりは旅に出ることができた。ふたりだけの自由が、きっとあるね。がむしゃらに走り回って、引きずられて、波に流されながら目指せる場所が、きっとある。美しいふたりにお似合いの美しい場所が、優しくその到着を待っている。
三畳

三畳の感想・評価

3.3
モノクロでもこの馬は「白い」ってことがわかる眩しさ。また、水辺で不自然なほどに汚れなき真っ白な少年。そのシャツを破いて馬に巻いてあげる。顔にかかる前髪がなんだか似てるふたり!

馬2頭の喧嘩も実際に撮ってるんだよね。30分の映画でもここは長尺にしたくなるのがわかる迫力の撮れ高。

すばしっこいうさぎさん。亀みたいに仲間にしよ〜童話ファミリーだ〜と見てたら、、焼くならあんなに可愛らしく写す必要あった?!かと思いきや食べられもしない!物語上必要あったのか?(>_<)

引きずり回されるシーンの音楽がドラムロールなのは良かった!
馬が力自慢したいだけのバカな大人たちから逃げる話。
少年の色気が年上の自分より数倍醸し出されててエロい。
白い馬と大人たちの追い駆けっこを最初は頻繁にカットバックで見せながら、互いの距離が縮まるうちにカメラを切り替えずに捉えていくのが、物語としては単純なストーリーなのに見せ方が工夫されてて勉強になります。
こういう台詞の極端に少なくておもしろい映画観てると、台詞量で展開させてくテレビドラマがどうしても物足りなくなる。
映像だけでたっぷり味わうのがなんやかんやで一番の贅沢。
くぅー

くぅーの感想・評価

4.0
デジタルリマスター版で久しぶりの再鑑賞・・・モノクロながらも眩しさがさらに増した感じで。

特に馬に引き摺られるショットと波間に消えるシーンには、ため息・・・シンプルながらも極めて大胆に撮られている。
しかし、驚くことに馬の演技が卓越していて・・・一挙手一投足が見事過ぎる。

そう、知らず知らずにちっぽけな尊厳で、くだらない争いを繰り広げる大人達には見て頂きたいなぁ・・・ラスト、心も一緒に洗われるべし。

美しきラブ&ピースな逸品の余韻。
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