助手席に乗る人が変わりながら、車内の会話だけでドライバーである女性の様々な社会的な顔(母、娘、友、etc)が見えてくるから面白い。
中でも息子との会話は子供らしい屁理屈が垣間見えて微笑ましかった。子…
女は男に尽くし、黙って家族のために家事に励むべきという社会にあって、自由な独立を試みる人、男に縋りつきたい人(これもこれでパワーを感じる)、このイラン人女性たちの生々しい力強さ、昔の日本映画の女たち…
>>続きを読む2004年1月に見ました。
この映画の印象はマフマルバフの妻が撮った『私が女になった日』と似ていました。映画として面白いと言うより、イランに興味があるので勉強のためにがんばって見た映画、と言う感じ…
【準プライベート空間】
テヘラン。夫との離婚を控えた女性が息子アミンや妹、通りすがりの老婆を助手席に乗せる。その会話シーン10編を集めた作品。話の内容は教育や宗教さらには愛に及び、彼女自身にも影響を…
車内撮影と騒がしさへの執着。
1秒たりともカメラが車外へ出る事がなければ、1秒たりとも沈黙が訪れることもない。
黄桃の味みたいなクソ静かな映画しか撮らないのかって思ってたけどこんなガヤガヤした映画も…
女性が運転する車に乗り込んでくる人々との会話を車内カメラで映し出すことで、イラン社会における女性の置かれた社会的環境などを描いた、アッバス・キアロスタミ監督のドラマ映画。10個のシーンから構成されて…
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