90年代のアルトマンは世界への諦観に満ちている。少なくとも『ボウイ&キーチ』ですら妻は生き延びた。コメディと思わせといて、ラストの絶望感に戦慄。
1930年代前半のカンザスシティ。登場人物の中で、…
「行けなかったわ。今日の投票。」
超絶クール。
訛りの強い英語と歪めた唇
ラリった虚な目
噛み合わない会話
ベーシストの影
発砲した腕をそのままスライドさせる動きと陶器の中に投げ捨てる音
道端に投げ…
『アメリカン・ヒストリーX』のレビュー以来何度かご登場いただいているいきつけのプライベートサロンの癖の強いVJ美容師さん。今回かけてくれたのはロバート・アルトマン監督作品のこちら。
舞台は1930…
下層階級がジタバタやってても所詮、権力者の掌の上で転がされてる構図。ベラフォンテのクールなやり方の残酷さにひでぇと思いながらも巧さに痺れてしまう。最後うーわ、うーわ、ですよ。
ジェニファージェイソン…
ハリーベラフォンテの説教御託に与太話、常に茶色の小瓶舐めてふわふわマイペースのミランダリチャードソンのJJリーに負けてない強烈なキャラクターが嬉しい。そんで溢れ出る一途なJJリーのハスっぱな魅力。残…
>>続きを読む調子に乗って喋り出すまでエンドレスに続く中身のないベラフォンテの説教、肝が据わってるってんでガッツを抜き取って無事に家まで送り届けてあげて優しい。ミランダリチャードソンが黒人家族に語り聞かせるトーマ…
>>続きを読むハードボイルドな多重劇の傑作です。感情移入すべき人はでてこない代わりに、ジャズが素晴らしく、特にビッグバンドのジャズ合戦が強く印象に残ってます。
この監督は人間にはホントに冷たい。人間よりジャズを…
終始流れるジャズとカンザスシティの当時の雰囲気。アルトマン印のドライな群像劇が最後まで洒落てるぅ〜〜〜!音楽の扱いに愛感じる。
そして、ジェニファー・ジェイソン・リーのコケティッシュな可愛さがたまら…