市川馬五郎一座顛末記 浮草日記の作品情報・感想・評価

市川馬五郎一座顛末記 浮草日記1955年製作の映画)

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

3.4

『市川馬五郎一座顛末記 浮草日記』に投稿された感想・評価

戦後の貧しい時代を、それぞれの偏見や立場を超えて生き抜こうとする連帯が美しかった。
ラストの労働組合との共生パートが特に好きだった。

旅芸人一座が悪徳興行主に金を持ち去られ窮してやってきた炭鉱町で団交ストの労働者たちと小屋を分け合って暮らしているうちにお互いに助け合う連帯の輪が広がっていく一種のプロレタリア映画です。根無草の流転生…

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Gocta
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悪徳興行主に支払いをしてもらえず、騙されて鉱山町に興行に出た旅芸人の一座が、そこで労働組合の活動に関わる物語。面白く観れた。

前半は、一座と興行主の話だったが、後半、鉱山労働者の組合が登場してきて…

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津島恵子(市川弥生“おけい”)
菅原謙二(市川吉次)
東野英治郎(市川馬五郎)
小沢栄(玉木屋 興行師)
松本克平(中村扇蔵)
永田靖(平野 労働組合委員長)
浜田寅彦(沢田 労働組合文化部長) …

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mh
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1950年代前半の頃の旅回り一座の話。
極悪興行師のいいなりになっている、ひとのいい年老いた座長という設定にそもそも無理がある気がするんだけど、原作は戯曲とのことでだったら納得。テンポの良さ、軽妙な…

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Jimmy
4.0

山本薩夫監督作品🎥

市川馬五郎一座なるドサ回りを軸にして、市川馬五郎(東野英治郎)に居る座員(菅原謙二と津島恵子)や二枚目色男(高橋昌也)などを描きながら進んでいく物語。
序盤はドサ回りの芸人たち…

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鍾馗
3.4

いわきPITの『第4回いわきノスタルジックシアター』にて鑑賞。

私がまだ生まれる前、昭和30年代の地元の風景がスクリーンの中にあった。
お話はドサ回りの芝居一座が興行主の陰謀で不利な条件をのまされ…

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ラピュタの独立プロ特集の中でもとっつきやすそうなこの作品を選んだけど、確かに人情喜劇でいいんだけど、後半、急に左翼プロパガンダになってビックリした。津島恵子さんは明るい役柄で素敵で、管原謙二はいつも…

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3.5
この作品も良作です❗️私も頑張らねば!って元気付けられます…。
一
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まあド直球な左翼労働映画だけど、悪徳興業主にタダ働きさせられるどさ回り劇団とストに立ち上がる炭鉱の労働者が“貧乏”によって結託していく過程にはホロリとくるし、決起集会での合同プロレタリア演劇はやっぱ…

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